さいたま新都心、けやき広場のイルミネーションが今年も始まった。
けやき広場のイルミネーションはすっかり冬の風物として定着した気がする。
けど、今年のそれは、ちょっといただけない。
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けやき広場のイルミネーションは、4、5年前くらいから行われるようになったかと思う。
そのときの感動は鮮明だった。
こうしたイルミネーションといえば、オレンジや赤の光が中心で、寒い冬に温かみを持たせつつ、きらびやかにというものだと思ってた。
ところが、新都心のイルミネーションは、青と白のLEDを使った幻想的なものだった。
ともすれば、寒い冬をさらに寒々と感じさせる青と白。
それが、斬新だった。
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それが演出だったのか、低予算ゆえの予期せぬ産物だったのか。
けやきの木にはりめぐらされた、青と白の光。
それは、うれしいほどの感動だった。
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ところが、そのイルミネーションが話題になるにつけ・・
年々その明かりは、幻想的からは遠くなっていってしまった。
ま、ちょっとおまけのような、オレンジの光のトナカイなどのオブジェも、はじめの年からあったのだが、
そうしたオブジェが、年々大きい顔をするようになってきた。
大きなサンタクロースやら。
青と白しかなかったイルミネーションが、バラエティに富むようになり、幻想的な雰囲気は失われていった。
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そして、今年。
とうとう、けやきの木々の青と白のLEDもなくなってしまった。
だめだめだ。