さいたまの話のブログなのだが・・
今回もさらに、さいたま市からは離れ、東京は青山。
地下鉄表参道駅から少し歩いたところ、岡本太郎記念館へ本日行って来た話である。
そんな話を、なぜ、このブログにかといえば、実はこの「たまブロ」のスポンサー「イーシティさいたま」にて、岡本太郎記念館の入場チケットのプレゼントが当選。
そこで、本日さっそく行ってきたご報告というわけである。
さて、岡本太郎。
その個性的な絵画や彫像については、有名すぎるほどだが、実際にその作品をナマで見るのは、はじめてだったかも知れない。
しかし、岡本太郎記念館は、その作品にふれる・・ということを主眼において訪れてはいけない場所かも知れない。
その作品、というよりも、岡本太郎自身にふれる・・それが、岡本太郎記念館の意義なんだと解釈した。
岡本太郎記念館は、彼のアトリエ兼住まいだったものを、一部改造のもと公開されているのとのこと。
青山の少し静かな場所にそれはあった。
近づくと塀越しにオブジェ。
入り口を入れば庭にはいくつものそのオブジェが並び、不思議な空間が始まる。
アトリエは生前そのままで、リビングには、岡本太郎さんが手をひろげてるじゃないか(写真)。
そこにあるのは、彼の息遣いそのもの。
2Fは展示室となっていていくつかの彫像や絵画など。
おみやげに、彼のデザインのミニこいのぼりを買った。
さいたまから、電車にのって表参道まで行くのは、結構時間がかかる。
けれど、記念館を出て感じたのは、疲れてないな・・ということ。
芸術は爆発だと、岡本太郎は言った。
では、その爆発はどうなったのだろうと考えた。
彼の住んだその場所を訪れて感じたのは、まず、その爆発は、決して攻撃的な爆発ではないということだ。
爆弾テロとか・・そうした悪意を持った爆発ではないんだということ。
たとえるなら、恒星・・太陽で起きている水素爆発のような。
そしてその爆発のエネルギーは、その周りのひとにふりそそぎ、そして新しいちからになっているんだろうということ。
岡本太郎記念館で、そこに今も生きている彼から爆発のエネルギーをもらって、僕はそこを後にした。
それは、美術館で絵画や彫像を見るということとは、一線を画す経験だった。
いや、良かった。
イーシティさん、感謝。