私は、草加市に本社がある株式会社珍来総本店という、中華麺等の食材の製造・販売業及び中華料理店を営まれている企業の動画を、同じゼミのメンバー3名とともに撮影させていただくこととなりました。撮影動画は、来年1月初めに「彩の国はたらく情報館」へ掲載される予定です。

 「働く自分の姿を想像できるような動画を」。動画を作成する際、「自分が就職する会社を選ぶとき、どんな情報が必要なのか。私ならこんなポイントを重視する!」とグループのメンバーと話し合いながら構成を行うことに注力しました。
 そして作成する動画のコンセプトを「働く自分の姿を想像できるような動画」としました。

 動画が写真と文字だけの情報と大きく異なる点は、入社したら一緒に働くことになる社員の方々のリアルな現場での声と動きで、私たちが動画を見て容易に企業の様子を想像できる点だと思います。

 私達も今年(2013年)の12月から就職活動が始まり、今は自分の興味や関心のある企業をインターネットで調べている最中です。インターネットで調べただけでは分からないから、その企業の方々に直接お話を聞きに行くこともあります。正直手間もかかるし、中には会って話す行為に中々踏み出せない学生も多いかもしれません。

 しかし、ネットで見るのと実際に企業の方々に会ってお話を聞くのでは、その企業に対する印象が全く異なります。今回私たちが撮影した動画にも、インタビューを多く掲載させて頂きました。企業の方々にご迷惑をかけることも多々ありましたが、お忙しい中快く応対してくださり、私達が「働きたくなる」内容になったと思います。

 特に珍来総本店には独特な独立支援制度も設けられているので、将来独立開業したいと思っている学生には、是非動画を視聴してもらいたいです。

 「はたらく」ことを考えたとき、もちろん私たちは自分に合った職場で長く働きたいと考えているはずです。インターネットが発達して様々な情報が容易に入手できるようになりましたが、情報過多となり、学生は大企業にばかり目を向け、本サイトで掲載されているような中小企業に目を向ける人は少ないように感じます。実際、私達もそうでした。

 今回、就活生向けの企業紹介映像を作成する機会を与えていただいたことで、中小企業で働く魅力について身をもって体感することができました。
 私たちが撮影した動画を多くの学生が参考にして、自分の将来を考えるきっかけにしていただければ幸いです。
 
 立教大学社会学部 メディア社会学科 砂川浩慶研究室 3年 五十嵐くるみ
                             ((株)珍来総本店担当)