sawa4.jpg看護国試専門予備校 さわ研究所
代表取締役 さわ 和代

 さわ研究所は、看護師国家試験対策だけを専門に行っている予備校です。久喜市で2003年に創業したのが始まりで、現在はさいたま市の本部校の他に、大阪校、仙台校があり、全国で実施する各期講座を含めると、毎年延べ3万人以上 がさわ研究所の講義を受講しています。
 
 さわ研究所では、講師や営業、経理、ITなど様々な業務に従事する社員がいますが、採用する際に重視するのは、「一緒に働きたいと思うかどうか」です。採用した以上、社員一人ひとりが家族の一員です。会社というものは、モーターのエンジンを入れれば自動で動きだす船ではなく、手漕ぎボートのようなものなので、社員全員でボートをこぎ続けなくてはいけません。家族となった社員全員が同じ方向を見て、呼吸を合わせることができて初めて、ボートは前に進むのです。
 社員には心が育つように、成長するように、毎日の朝礼では自身をさらけ出していろいろな話をします。共感する部分があってほしいと思うし、違うなと感じればとことん議論します。就職してから1年、3年、5年と年月が経った時、心が成長し、強くなればどんなストレスも乗り越えることができるでしょう。心の成長を通して、互いに感謝しあう気持ちを育んでいきます。
 
 中小企業で働くことの魅力の一つは、社員の成長スピードの速さです。全員が戦力のため、任される仕事の幅が広く、経営感覚が身に付きます。一概に、中小企業、大企業とくくる意味はありません。企業それぞれには、個性があります。どこでなら自己実現ができるのか、その本質を見極めることが重要ではないでしょうか。

 文明の進歩とともに社会も成熟し、人々も成長してきたように感じます。大学生や高校生など未来を担う最近の若い方々は、情報収集を行い、よく考え、準備して行動ができていると感心しています。ただ、失敗もしていいんだと思ってほしいと思います。何かをやってみての失敗は、結果であって、失敗ではありません。失敗とは、何もやらないことだけです。夢や希望を持ち続けて、冒険してみてください。行動を起こし、動けば動いただけ、自分自身に戻ってきます。部活動やサークル活動を含めた学生生活での『頑張った』積み重ねが、やがて世の中に生きてきます。
 また、本に親しむ習慣をつけるとよいでしょう。本に親しむということは、読む力、書く力、伝える力を身に付けることになり、自分自身の整理ができるようになります。通学の電車内や寝る前の時間などを使って毎日実践できるので、是非、良書に触れてください。
 そして、がむしゃらにやる覚悟を持って、社会に出てください。仕事は最初から楽しいわけでは決してありません。学びがあって、苦労があって、その過程の先に楽しさが待っています。仕事は裏切りません。一生懸命やれば、必ずプラスになって返ってきます。