書店を覗くと、ビジネス書で「成功」ノウハウが並んでいます。
キャリアコンサルタントの視点から、成功する人を考えると少し見えてくるものがあります。
 人生の満足度は、人によって違うと思いますが、何かを起した人や社会的に成功したと他者から評価されている人には、幾つかの共通項があると私は感じます。

①誰にでもフェアであること
②好奇心が強く興味の幅が広いこと
③ポジティブである
④利害・損得を判断基準の中心にしていないこと
⑤約束を守ること。

 この5つは私が今までお会いした素敵で凄い人に共通していたマインドと行動に対する姿勢でした。
 当たり前に誰にでも出来る事のようですが、それがそうでもないことも十分にお分かりだと思います。

 どうすればいいのか?この5つの項目を常に意識して生活することです。
意識が行動に繋がり、それが無意識までになると「習慣」「人柄」となるものです。

 例えば、②の好奇心を強くして、興味の幅を広くする。ということをどういう風に意識して行動に変えるのか。

 私は時間が空いたらすぐに書店に飛び込みます。書店では「平積み」と呼ばれて「売れそうな本」と「売りたい本」が一番良い場所に陳列されています。
まずは、それを全部眺めます。そうすると本を購入する世代・性別別に何を社会が求めているかと何を発信しているかが見えてきます。
自分の興味・関心の領域の書棚に直行しては、もったいないです。
 自分には興味・関心がないが、世の中では求められている分野があるのですから、
その分野のことも「知識・情報」レベルでは視界に入れておきましょう。
 すると商談の時に相手が何気に出した話題が、自分にはまだ「情報」レベルでも「最近よく書店で見かけますね」という一言が出るようになります。
 人間は「類似性・共通性」を見出すと一気に「親和性」が増します。

 ですからビジネスマンに重要な事は「情報の食わず嫌い」をせずに常に意識して色々なアンテナを張り、行動するということです。