グローバル化が進行する一方、世界に積極的に出て行こうとする若者が減少するなど、若者の内向き志向が懸念される中、埼玉県教育委員会では、平成23年度から、世界を視野に入れた高校生の高い「志」の育成を図る「世界を目指す『志』育成事業」を実施しています。

 昨年11月には、本事業の取組の一つである「県立高校海外派遣プログラム」により、県が選考した県立高校生40人をハーバード大学やマサチューセッツ工科大学等へ短期派遣しました。 

1 プログラムの趣旨
  県立高校生に対し、海外の一流のものに触れさせることで、生徒の目を広く世界に向けさせ、将来の国際社会に貢献しようとする高い「志」を持った人材を育成する。

2 派遣期間
  平成24年11月13日(火)~11月22日(木)

3 派遣先
  アメリカ マサチューセッツ州ボストン、メイン州カムデン

4 派遣者
  派遣生徒:40人(県立高校26校)
  伊奈学園、岩槻、浦和、浦和第一女子、浦和西、大宮、春日部、春日部女子   
  川越、川越女子、川越南、熊谷、熊谷女子、熊谷西、越谷北、越谷南、坂戸
  杉戸、草加南、秩父、所沢北、不動岡、松山、南稜、和光国際、蕨

 5 研修内容
 (1)ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学でのキャンパスツアー、講義体験
 (2)メイン州カムデン高校(Camden Hills Regional High School)での授業参加
 (3)上記高校の現地生徒とのディスカッション、ホームビジットなどの異文化交流
 (4)ハーバード大学サイエンスセンター、ボストン科学博物館での学習

6 帰国報告会
  平成24年12月14日(金) 事後研修会及び教育長報告

(1)生徒の感想(一部抜粋)
 ・ハーバード大学などの世界トップの学生達の勉学に取り組む姿勢や、将来の夢を
  熱く語る現地の学生達に強い刺激を受けた。
 ・将来は国際公務員として働きたい。そのために、日本人の心遣いや真面目さと欧
  米人の積極性や社交性を併せ持つことで、国際社会で活躍できる日本人が生ま
  れる。

(2)事後アンケート(一部抜粋)
  ・派遣プログラムに「非常に満足」(90%)、「満足」(8%)
  ・将来世界を舞台にした仕事にぜひ就きたい(派遣前50%)→(派遣後78%)

 詳しくは、こちらをご覧ください。