こんにちは小松です。
今日からお彼岸です。私どもの店がある青山霊園にもたくさんのお墓参りの方がいらしています。
そもそも彼岸という言葉はみなさん御存じだと思いますが、実際に彼岸とはと考えた事は少ないと思います。
彼岸は年に2回ありそれぞれ春分・秋分の日を中日とし、前後各3日を合わせた7日間の事です。春分と秋分は太陽が真東から昇り真西に沈むので西の彼方の極楽浄土を願ったのが彼岸の始まりと言われています。そしていつからか祖先を供養する行事として定着したのであります。
あたりまえの事かもしれませんが、私はやはり今自分がいるのは親がいてそこから繋がって祖先がいたからだと思っています。その祖先にたまには感謝の気持ちを表して祖先が祀られているシンボルのお墓に行き、きれいに掃除してお花を供えるのも大事だと思います。
あいにく今日の青山の天気は曇りですが、暑くなく墓参には適した条件だと思います。連休の最終日なので忙しいとは思いますが、予定をこれから考える方はお墓参りの時間を少し組んでみたらどうでしょう。
こんにちは小松です。
今日は私たちが昔から代々大切にしている作業の納骨堂の石の作り方を皆様に見てもらおうと思います。
まず使う石ですが、納骨堂は地下に設置する事が多いので吸水性に長けた大谷石を使います。
早速、作業に入ります。
まず石を卸問屋から買ってきます。その時には手つかずの延材という状態です。延材といっても一本一本それぞれ微妙に特性が違います。その特性を完璧に熟知するまでには経験が必要になってきます。
その延材の特性を判断して寸法を決めてマーキングするのが墨だしという作業です。

この次に行う作業は機械を使って墨だしでマーキングされた箇所に切れ込みを入れていきます。

最後に機械で切れ込みを入れた箇所の仕上げをしていきます。この作業はサシ刃という特殊な道具を使います。この道具を使いこなすのも経験が必要になってきます。ちなみにこの写真の職人はこの道30年の大ベテランです。

なぜ私たちはこの一連の作業を昔から大切にしてるのかと言いますと、私たちはお墓を売って自分達で設置の工事をするからです。その中での責任感や石を知るという事をとても重んじているからです。
説明不足で分かりづらくて申し訳ありません。これから少しずつ皆様にご紹介していって石屋の事に興味をもっていただけたら幸せです。