父の日にあたって、もしくは、見沼代用水で魚釣り2

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子供の頃に父と過ごした記憶は、あまり無い。

父と二人で過ごした記憶はさらに。

そんな中、唯一、父と二人で魚釣りをした記憶がある。

 

小学校3,4年生の頃だと思う。

場所は、前の記事で書いた、見沼代用水お気に入りの場所あたり。

しかし、本流側で釣っていた記憶なので、水の引いた秋あたりか?

 

その記憶は一瞬のこと。

 

父と二人で立って、釣り竿を並べていたとき、

ふと、ぱたりと、父が持っていた竿を落とした。

 

意識せず、手の痺れで竿を落としたらしい。

その後、しきりと手をさすったりする仕草。

 

それが、病魔の予兆だったのだと思う。

脳と心臓を傷めた父は、その後、病院の入退院を繰り返し、やがて大きな発作を起こして半身不随。

最期、脳の中で大きな出血が起こった。

享年51歳。

僕が高校三年生の秋だった。

 

父の日にあたって、思い出を記す。

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