原っぱの記憶

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前回の日記を書いていたら、原っぱの記憶が結構なつかしくなってしまった。

***

子供の頃の東大宮。

結構、そころじゅうに何にも使われていない土地というものがあって、

それが、いわゆる原っぱだ。

家、3、4件ほどの広さで、草ぼうぼう。

生えている草はさまざまだが、小学校低学年の頃は、葛(クズ)が全盛だった。

葛というのは、蔓状の草で、手のひらより大きな葉っぱで、かなり繁殖力がある。

蔓の太さも7,8mmくらいで、手でちょん切ることがかろうじてできるといった強さ。

蔓は、原っぱの上を茂り、高くは子供の背の高さくらいまで蔓の山をつくる。

葉っぱは、山の表面に茂るので、その下は、子供が通れるほどのトンネルになってたりする。

トンネルをたどって、少し空間を見つけて、葛の葉の下の秘密基地。

シークレットベース。

近所の子供らと集まった。

***

僕はといえば、近所の子供らと遊ぶこともあったが、一人遊びも好きで。

一人で葛の原っぱで遊んだり。

炎天下もへっちゃら。

虫取りが好きだったが、原っぱには、バッタとかも多く、大きなショウリョウバッタを発見したり。

そんな一人遊び。

でも、原っぱでの虫といえば思い出すのが、シロコブゾウムシ。

シロコブゾウムシというのは、体長2Cmほどになる、日本のゾウムシの中では大きめな種類。

その名のとおり、白い色をしていて、硬い外骨格に覆われ、羽は退化して飛べない。

これが、なぜか、葛の葉に大発生したことがあった。

で、子供の頃、こいつが気に入って、虫かごいっぱいにつかまえたりした。

むしかごで、うようよと、この虫がうごめいてるのは、さすがに周囲の大人に気持ち悪がれた。

子供の頃以来、てんで見たことのない虫だ。

***

そんなのを思い出した。

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