加須市の公園散歩

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加須市には、加須はなさき水上公園と加須市民運動公園があります。

 

加須はなさき水上公園は海のない埼玉県の泳ぐ公園として、さいたま水上公園、しらこばと水上公園、川越水上公園に次いでつくられた県営の水上公園で平成4年7月にオープンしました。

 

 

 

広さは24.9ヘクタールですが、計画では56.5ヘクタールとなっていますので将来は倍の広さになります。

 

この公園はプールが主体ですが、プール以外にも自然観察園、鯉の池、芝生広場、遊戯広場、ふるさとの森、バーベキュー広場などがあって、泳ぐだけの公園ではありません。

 

 

 

自然観察園では水生植物をながめたり、野鳥の観察をしたりすることができます。

 

 

 

鯉の池はヘラブナ釣りをするところとボート遊びできるところがあります。

 

 

 

芝生広場は手入れの良いきれいな芝生で広々しています。

 

 

遊戯広場にはアスレチック遊具があります。

その周りのふる里の森や公園いたるところに桜の木がたくさん植えられています。

 

 

岩組みして小川を作っていたあたりは、平成19年9月からバーベキューのできる広場になりました。

 

 

 

シーズンオフのプールはマス釣り場や変わり自転車、パターゴルフが楽しめるコーナーになります。

 

 

平成20年3月からは、ここに横に走るカニ走り自転車や水陸両用自転車などの新種も増えています。

 

 

 

駐車場はプール開催中は有料になりますが、そのほかの時期は無料で1200台分あります。

 

 

 

 

 

 

 

加須市民運動公園は野球場、陸上競技場、テニスコート4面と体育館のある運動公園です。

 

 

 

陸上競技場は多目的グラウンドになっているのでサッカーなどもできますが、出かけた日はゲートボールをする人たちが使っていました。

 

 

 

運動施設の他は平和の鐘という時計塔が立っている小山のある公園と、夏場親子が無料で泳げるプールがあるくらいです。

 

 

 

時計塔のある小山は滑り台になっていて頂上から滑り降りて遊べるようになっています。

 

 

 

小山の前にはじゃぶばぶ池があって、小さな子供はこちらで遊べるようになっています。

 

 

 

子犬の散歩としてはほとんど散歩するようなところはなく、小さな公園だけではとても不足でした。

 

 

 

駐車場は20〜30台分くらいの大きさでしょう。

 

 

 

この公園の向かいにパストラルかぞという格好のいい建物が建っていて、イベントホールや展示会の会場に使われているようですが、こちらには100台以上止められそうな大きな駐車場がありました。

 

 

 

 

 

 

 

加須市の公園としては以上ですが、散歩コースとしてはこの他に浮野の里(うきやのさと)というところがあります。

 

ここは東北自動車道の加須インターチェンジを降りてすぐのところにあり、湿原というかあたりが田んぼだらけのようなところです。

 

浮野の里という地名は、ここの地面が水に浮いたことがあったため付けられたものです。

 

なぜ?いつ?地面が水に浮いたかと言うと、昭和22年にキャサリン台風がきたときで、このとき利根川が決壊してこのあたりが水没したのだそうです。

このとき地面が水の上に浮かんだところがありました。

 

そんなことが実際に起こった原因は、この地域の地層にありました。

ここは太古の昔、川のように窪んでいて、その上に生えていた植物が枯れて重なり合い、数万年も草が積み重なった状態で土になっているそうです。

 

この土の下には地下水が流れていて、地下水の上に植物でできた土が乗っている状態になっていました。

それが洪水により一部がちぎれて洪水の上に浮かび上がったのだそうです。

 

 

 

ここの地下水は温度が低く、平地では気温が高いため生育できない高原性の植物であるトキソウ、エゾミソハギ、ヌマトラノオなどが、地下からの冷温によって自生できています。

 

 

そのほか、絶滅が危惧されているノウルシが群生している場所でもあって、群生地につくられている木道を歩きながら観察できるようになっています。

ノウルシという草は草の頂上の部分が黄色く色が付き、花が咲いているようにも見える草で、4月の上旬から下旬にかけてこの姿を見ることができます。

 

 

 

 

 

またここは6月中旬の一週間にあやめ祭りが開かれ、女船頭さんが田舟を漕いでくれ田堀という小川を舟に乗せてくれますので、舟から花菖蒲を眺めることができます。

 

 

浮野の里は入口の所に小さなうきや橋があります。

  

 

その左手が浮野でトキソウなどの自生地が囲いで守られています。

  

 

 

右手にはあずまやがあり、下に田舟の船着場があってその先の木道を歩いてノウルシの観賞をするようになっています。

 

 

橋を渡った正面は遊歩道になっていて、ここは両側にクヌギの木が植えられていて奥に進むとさびしくなりそうな風情を醸し出しています。

 

 

 

この道を進んでいくと途中に木の階段で下に降りるようになっていて、その先が菖蒲田につながっています。

 

道をさらに奥に進んでいくと展望台に出ますが、奥行きはそれまでなので子犬の散歩でも歩き足りません。

 

歩き足りない分はその周辺に足を延ばすことになりますが、浮野の里の左手奥にはヘイケホタルの観察舎があります。ここではホタルの幼虫を川に放流してホタルが見られるようにしています。

 

さらにこの奥にはノウルシのもう一つの自生地があります。 

また駐車場側の奥は昔の豪農の門前に植えられていた屋敷林が残っていますので、そちらを散歩することもできます。

 

 

 

駐車場は20数台分くらいの広さであまり車が止められないため、シーズン中は路上駐車になりがちですが、ここの道は細い道でやっと車がすれ違うことができるくらいです。

それなのに浮野の里にはバス停があり、バスが通っているようです。周りに人家はあまり見えないようなのですが。

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