行田市にある公園は、さきたま古墳公園、水城公園、古代蓮の里の三つです。
さきたま古墳公園は、9基の大型古墳のある公園で広々していて散歩するにはとてもよい公園です。
古墳というのはお墓のことですよね。自分たちのお墓参りも満足にしていないのにわざわざお墓に出かけるなんて・・・・・・と思ってしまいます。
そして古墳を数える単位が基だなんて全然知りませんでした。
この公園の古墳は、5世紀末から7世紀初めにかけて築造されたもので国の指定史跡となっています。
地元では今、世界遺産にしてもらおうと運動しているようです。
公園にある丸墓山古墳は日本一大きな円墳だそうですが、戦国時代にはそばにある忍城を攻めた時、石田光成がここを本陣にして水攻めをしたようです。
古墳というのはどこのものもそうですがあまりお墓という意識は持たれていないのではないでしょうか。
崩されて畑にされたり、ほかの用途に使われたりして日本中で相当数のものがなくなっているようです。
この近辺でも幾つもの古墳がなくなっているということです。
公園の真ん中には県道行田・蓮田線が走っていて、駐車場のある側には丸墓山古墳など大きな古墳があったり、芝生広場、スイレン池、ハス池などがあります。
反対側は、さきたま資料館、はにわの館、薬用植物園、移築した昔の農家などがあります。
子供の遊具などはないので小さな子供連れの場合は、芝生広場でピクニックするか古墳の山登りくらいでしょうか。
小学生以上の子供になると、さきたま資料館や将軍山古墳の展示を見たり、はにわの館で埴輪づくりの体験ができたりします。
この公園、以前はさきたま風土記の里という名前でしたが整備されて今はさきたま古墳公園となっています。
二子山古墳の堀には10000株の菖蒲が植えられていて、毎年6月には菖蒲の花が楽しめますし、その頃には蓮の花も咲いています。
公園の周りの農家では花の栽培をしているので、公園から農家の畑に咲く花を美しく見ることができます。
園内はかなり広く、子犬の散歩としては十分ですが、さらには公園から北鴻巣まで続くさきたま緑道の散策もよいのではないでしょうか。
武蔵水路という川にそって自転車道と歩道に分かれた散策道がつくられていて、ところどころに置かれた彫刻などを眺めながらの散策ができるようになっています。
駐車場は150台分の広さがありますが、シーズンになりますといっぱいになるようです。
http://blog.ecity.ne.jp/takatoi/blog/detail/15812.html
水城公園はこの地にあった忍城の外堀跡を利用してつくられた公園で、昭和39年4月にオープンしました。
忍城は戦国時代に造られたお城ですが、明治の初めまであったそうです。
驚くことに明治に入り廃藩置県後、競売にかけられてお城は解体されてしまったそうです。
今は本丸跡近くに御三階櫓(ごさんかいやぐら)と呼ばれる天守閣が復元されていて、天守閣は見学できるようになっています。
水城公園は池を中心にした公園で、市民広場と呼ばれている芝生広場には200本の桜の木が植えられていて花見の名所となっています。
ここにはつつじの木もたくさん植えられているので、4月中旬過ぎからはつつじの花も見事に咲いてくれます。
真中に公園通りが通っていて、西側にしのぶ池という池があり大きなコイとかフナとかがいて、池の周りはヘラブナ釣りの人たちでいつもいっぱいです。
ここにいるカモとかアヒルとかの水鳥やハトなどの鳥たちは、人慣れしていて餌をまくと一斉に集まってきます。
池には古代蓮の里から分株された蓮がたくさん植えられているので、8月初めごろはきれいな蓮の花を見ることができます。
この公園は日本調に造られていて、子供連れで出かけるというより大人の人が散策するようなところです。
子供用の遊具は町の小さな公園にあるようなものしかありません。
公園道りの東側にはあおいの池がありますが、毎年初夏に池にホテイアオイをたくさん投げいれ、8月中旬頃から紫色の花が咲き誇るのを観賞できるようにしています。
それほど広い公園ではなく歩き足りないときは、少し離れたところにある御三階櫓の方も散策するとよいと思います。
クルマのことはあまり考えられてなく、駐車場は狭く台数はあまり止められません。
行田に行ったらここでしか食べられない食べ物はどうでしょうか。
フライという食べ物とゼリーフライという食べ物です。
ほとんどの人が知らない食べ物だと思います。
フライというのはお好み焼きの具を少なくしてペラペラにした感じのものです。
行田にはフライを食べさせるお店が50軒くらいあるそうで、大きさとか値段とか店によりまちまちで一皿200円から300円くらいです。
この辺では昔から農家で小麦も栽培していて、農家のおやつとして小麦粉に野菜を混ぜて焼いて食べていたものだそうです。
なぜフライというかは諸説あるみたいですが、フライパンで焼いて作っていたから略してフライになったようです。
一方ゼリーフライのほうはゼリーのお菓子のイメージがしますが、これとは全く関係ない食べ物です。
こちらは日露戦争の頃、中国から野菜マンジュウというものがこの地に伝わり、これを真似して作られたもののようです。
油で揚げるコロッケの衣のないようなもので、材料にオカラをつかっているためふわふわした食感になります。
なぜゼリーフライと言うかというと、形が小判形をしていたため最初銭形をしたフライ(油で揚げることをフライと言いますね)ということで銭フライと呼んでいたのが、のちのちゼリーフライになってしまったようです。
初めは縁日のようなところで売られていたものが、今はいろいろなお店で売るようになり値段も50円から100円くらいとまちまちです。
http://blog.ecity.ne.jp/takatoi/blog/detail/4404.html
古代蓮の里は、竹下内閣の時全国にばらまかれたふるさと創生1億円でつくられた公園です。
行田市はこのとき天然記念物に指定されていた古代蓮をシンボルとした公園をつくって、平成13年4月にオープンさせました。
公園内は、古代蓮池、水鳥の池、釣堀などたくさん池があるほか、お花見広場、自然の森、冒険遊び場などありますが、ほかの公園にない特徴といえば高さが50mもある展望塔があることでしょう。
周りが畑ばかりのところにつくられている公園なので、エレベータで登った展望台からは360度のパノラマではるか遠景を見ることができます。
ただし公園は無料で入れるのですが、展望台に登るには大人400円、子供200円がかかります。
水生植物園と古代蓮池には、木道が架けられていて10万株もある蓮の花を見て回ることができます。
花の大きさ20cm〜30cmもある大きな花が池全体に咲くのでとてもきれいです。
蓮の花は6月中旬から8月中旬にかけて開花しますので、この時期はたくさんの人が訪れます。
蓮の花は夜明け時咲き始め、午後になると閉じてしまいますので、ハスの花を見るためには午前中に出かけなくてはなりません。
なぜ古代蓮という名前が付いているかと言いますと、現在いろいろなところに咲いている蓮とは違い昔咲いていた種類の蓮だからだそうです。
この蓮は地中深く埋まっていた1200年〜2000年前にできた種が、市の造成工事の最中掘り出されて、それが自然に発芽したものだそうです。
古代蓮の中でも行田市で見つかったものは、特に行田蓮とも呼ばれています。
冒険遊び場には子供の喜ぶ大型の遊具がそろっていますし、大人がすべっても楽しい長いローラーすべり台もありますので子供連れでも楽しく過ごせます。
園内もきれいに手入れされていて、散歩するにも気持ち良くできるのですが、ここはペットお断りの公園のためコタロウと一緒では入ることができません。
駐車場は3ヶ所あって全部で490台止められますが、蓮の開花時期6月15日から8月15日の間は有料となって500円かかります。
それでもこの時期は満車状態が続くようです。
コメントする
※ コメントは認証されるまで公開されません。ご了承くださいませ。