幸手市の公園は幸手総合公園と権現堂第四公園です。
もちろんこの他に公園と名のつくところはたくさんあるのですが、コタロウが散歩できる広さのある公園はこれくらいです。
この公園は多目的グラウンド、野球場、テニスコート6面、さくらふれあい広場のある公園で中川沿いにあります。
多目的グラウンドはサンスポーツランド幸手という別名が付いているようで、陸上競技とかサッカーとかができるグラウンドです。
野球場はひばりが丘球場という名前が付いていて、観客席、スコアボードのある収容4460人の立派な球場です。
各グラウンドの周りは散歩できるようになっていますが、散歩のメインとなるところは、さくらふれあい広場になります。
この広場は小山がつくられていてあずまやがあったり、大きな岩を配置したりしています。
出かけた時はサクラの時期が過ぎてしまっていたのですが、桜の苗木がたくさん植えられていたので名前の通りさくらふれあい広場はきれいだったのだろうと思いました。
ここには子供の遊具がほとんどなく、ネットのジャングルジムが芝生の上に立っているのが不釣り合いに感じたほどでした。
駐車場は入り口のところに50台分、テニスコートのところに40台分と野球場のところに数十台分ありました。
この公園の前には散策道ができていて、公園の延長のように散歩することができます。
散策道を東側に歩いて行くと宇和田公園にぶつかります。
この公園はアスレチック遊具のたくさんある公園で、桜の木もたくさん植わっているのでサクラの花見にもよい公園です。
幸手総合公園前の散策路の西側は道が長くつながっていて、ふるさとの並木道、権現堂さくら堤へと続いています。
この散策路をさらに進んでいくと高須賀池公園という平成17年4月に開園された公園に出ます。
この公園は池を中心にした周りが芝生の公園で、今は子供の遊具があるくらいの公園です。
このほか幸手市は道路の脇に桜の木が植えられていたりしていて、いたるところに桜のきれいなところがあります。
権現堂第四公園は平成20年4月にオープンしたばかりの県営公園です。
ここは権現堂調節池(別名 行幸湖)の周辺を整備した権現堂公園の一部が開園したところです。
権現堂公園は第一〜第四に分かれていて、整備の終わった第一と第四が公開されました。
第一公園は行幸湖(みゆきこ)の栗橋市側にある公園で、残りの第二〜第四公園は幸手市にあります。
行幸湖は元々は権現堂川という名の川でした。
以前の利根川は、権現堂川から江戸川を通過して東京湾に流れていました。
でもこの川は権現堂川のところでたびたび氾濫を起こしていましたので、江戸幕府はこれとは別の流れを作りました。
それが現在利根川として流れている銚子から太平洋に流れるルートです。
このルートができたため利根川は東京湾に流れるものと、太平洋に流れるものの2ルートになりました。
それでも権現堂川はたびたび氾濫を繰り返していたため、昭和の初めに利根川は権現堂川に流れる方を堰き止めてしまいました。
そして権現堂川は溜池や調節池として使われるようになりました。
その後、平成7年に権現堂調節池と権現堂堤を合わせたエリアを公園として整備することになり、現在整備が進んでいいます。
それが県立権現堂公園です。
権現堂川はよく氾濫を起こしていて、それを防ぐために権現堂堤がつくられました。
よく川の淵に桜の木が植えられていますが、これはサクラの木の根をしっかり張らせて堤防を強くする目的で植えられているのです。
権現堂第四公園である権現堂さくら堤は、以前は3000本の桜の木が植えられていました。
それが太平洋戦争時に薪として使われたりして、現在は1000本になっています。
それでも見事なサクラ並木ですから昔はすごかったでしょう。
今は菜の花も植えられていて、桜の花がなくなっても見事な景色です。
この権現堂堤には桜の他にアジサイ7000株も植えられていますので、6月中旬頃からはアジサイの観賞をすることができます。
また、彼岸花も70000株植えられていますので9月中旬〜10月上旬は彼岸花の観賞ができます。
第四公園からは中川を渡らないと行幸湖に行けないのですが、行幸湖には権現堂大噴水(スカイウォーター120)というとびきり大きな噴水があって午前10時から1時間間隔で15分間の噴水が午後8時まで楽しめます。
権現堂さくら堤は中川の川沿いにある堤で、対岸には行幸湖の行幸水門があって、その両側が第二、第三公園となる予定で現在整備が進められています。
権現堂第四公園の駐車場はとても広く数100台の駐車が可能です。
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