いよいよオランダの秋も深まり、たけじろうのオランダ生活も最終週となりました!わーお。
お世話になった方々と、お別れのコーヒータイムにつぐコーヒータイム。オランダ人に会うたびに、すかさず聞いておりますたけじろう「最近オランダどうよ?」
<この前お茶しに行ったRさんのお宅。かわいく飾ってホテルみたい・・>
<しかも例によって、見てよこのキッチン。またしても無使用疑惑!?>
一様に返ってくる答えは「うーん、昔のほうがよかったねぇ。80年代くらいには社会保障ももっと良かったしねー。」
確かに”自由と寛容”を誇りとし、移民をたくさん受け入れてきたこの国にも、移民排除の動きがじわじわと・・・ああ、これもエコノミック・クライシスの影響か。
<ティルブルグのモスク。わが町にはイスラムの人々もたくさん住んでます>
それでもしつこくたけじろう「でも82%の国民が、自分は幸せだと思ってるっていうじゃん?」
「それはそうよ、幸せよ。アフリカやアフガンを見てごらん。安定した社会で、ちゃんと食べていけるんだから、私たちはほんとに幸せ」・・・ってそういうこと???
ヨーロッパは陸続きでいろんな国がひしめき、アフリカともつながってるから、外国の情報はたっぷり。途上国への支援活動や募金もとっても多い。なるほど「82%の幸せ感」ってそういうイミもあるんだ〜。
でもね、”時間”と”空間”と”自然”がたっぷりあって、それなりに先進的で、ブランド品やおいしいものやお金はあんまりないけれど、家族がにこにこ仲良しでおうちが居心地よくって、町には会話とジョークと笑いがあふれてて、、、そんな国はやっぱりどう見てもハッピーだよね。
<それにしても、この食のシンプルさはいったい・・。
定番チョコスプレーのせパン。ある日のランチはこれとチーズと紅茶のみ・・>
それともう一つ、こちらに来てる日本人が一様に言う感想は、「ここは気楽だ〜」
たけじろうも実感!何が楽って、この「ヨーロッパ的個人主義」 こんなに楽なもんはない。なにしろ「人さまに何て思われるか」とか「世間をお騒がせしました」とか「上司が帰るまで帰りにくい」とか、そういった感覚はまったくゼロ。これがスッキリ楽ちんなんだなぁ。
<その代わり、危なげな運河にもたいした柵はありません、自然のまんま。
自己防衛ってことで子どもは全員、水泳のディプロマ(免許)取得がマスト!>
みんなが「個人」として生きていて、それぞれの意見を持ちながら、うまくいくようにコミュニケーションし合い、困った時は助け合う。個人主義はジコチューにあらず。ケンケンガクガク時間かかるようでも、しがらみがないからけっこう効率的。みんなが自由に言いたいこと言えるってこと、これも「幸せ感」の重要ポイント!?
と言うわけで、後ろ髪をギューギュー引かれながらも、これで「たけじろうのオランダだより」はおしまいです。3年半もの間、応援どうもありがとう!コメントや励まし、とっても嬉しかったです。何より力になりました。またいつかどこかで会う日まで、みなさんどうぞお元気で。
Bedankt. Tot ziens ! (ありがとう またねー)