2007年6月18日(月)
更新日:2007年06月18日(月)20:12
あっ、という間に前回の更新から10日以上がすぎてしまった・・
週一ペースを守りたい!たけじろうです。みなさまよろしく。
さて、オランダ人が家づくり好き、という話は前回しましたが、彼らのスゴイところはリフォームやら庭にレンガでテラスをつくるやらを、ぜーんぶ自分でやっちゃうところ。なにしろ平均身長、男女ともに世界一を誇るオランダ人(まほちゃんデンマーク人よりデカかったわ)ガタイがある分、力もち。どうりで掃除機とかドライヤーとかトイレのドアなんかがやたらと重いんだよね。トイレの「荷物かけフック」はものすごく高いところについているし。。やれやれ。。
・・と話がそれましたが、ここで登場するのが我が家のほど近くにある「HORNBACH」という超人気DIYショップ。 <何やら楽しげでしょ>
DIYとは云わずと知れたDo it yourself。あー埼玉のドイトがなつかしい。ですがここHORN BACHはドイトもびっくりの品揃え。「えーっこんなものまで自分でやる気ー!?」ってかんじです。
<フロオケは自分でつけましょう>
はじめてこの店に足を踏み入れたときは、あっとびっくりそれから笑いが出ちゃったけど、オランダ人の自立精神というか、何でも自分でやっちゃおう、という気合には感心します。さすがは国土の20%を干拓で生み出した祖先を持つこの国の人々。「神は世界を創り給うたが、オランダはオランダ人が造った」ということわざもあるくらいで、民族の根気が違う。
<土ひと袋、50kgはあるかも!>
こんなに土買って、どうやって持って帰るの?と思うでしょう。ご心配なく。車の後ろにつけるデカイ台車も売ってます。よく売れてるみたいよ。
実際に庭にブロック積んでる近所をおじさんなんかを見ていると、鼻歌うたいながら楽しげに作業しています。困難と思われる作業でも悲壮感0。Take it easy.力もちはちがうねー。と思いきや、うちの流しの下をふと見ると、わりと作業はザツだったりして。うぬぬ、これは我が家のメンテ係Mr.Cのしわざか。見えないところはま、いいか。ってかんじ!?
<見てよ、この板の切り方!>
2007年6月 5日(火)
更新日:2007年06月05日(火)16:51
さて、オランダの暮らしにもどります。
先日「オランダの食べ物はまずい」と書きましたが、衣・食・住の中でオランダ人が明らかに入れこんでいるのが「住」。みなさんお家に手をかけて、それはそれはきれいにしています。
こちらの家は一戸建てもしくはテラスハウス、3階建、というのが一般的。1階の通りに面した部屋がリビング、という家が多いです。リビングには大きなガラス窓があって、その窓をきれいにかざっています。レースのカーテンをちょっとだけ開けて、飾り物をおいている家もあるし、カーテン全開にして部屋の中も丸見え、その奥の中庭まで丸見え(写真)という家も少なくありません。丸見えのリビングや中庭は、これがまたきちんとしていて住宅展示場のようにすてき。
<写真じゃ分りにくいかな・・>
当初は、そのオープンさと気合にビックリしましたが、どうやらこれは宗教上のしきたりらしい。オランダはプロテスタントの国ですが、神様に「どうぞいつでもごらんください。やましいことは何もありません」とお見せしているそうな。リビングは”公共空間”ということになっているんだって。
ちなみに私もちょこっとだけカーテンを開けて、庭に咲いていたお花を飾ってみましたが、とてもとてもこちらの方々にはかないません。気合が違う。
<これがうちです>
それぞれの家にはもれなく前庭と中庭がついていて、中庭が運河をへだてて通りに面している家もあります。その場合中庭が丸見え。みなさん中庭にも手をかけていて、うちのお隣りさんの中庭は特にステキ。
<お隣りの庭ー噴水つき>
こんな風に庭にテーブルを置いて、お茶したりビール飲んだりBBQするのがこちら流。一方うちの中庭といえば未だにこんな感じ。
<テーブル置いてはみたものの・・>
うーむ、夏に向けてこれから変身させるぞー。乞うご期待!
2007年6月 5日(火)
更新日:2007年06月05日(火) 6:06
ブリュージュ旅行のつづきです。
ブリュージュは13世紀〜15世紀にハンザ同盟(うーん、そんなのありましたねぇ)の貿易の拠点として栄えましたが、その後運河にドロが堆積して船がとおれなくなり衰退。中世のすがたのまま時代から取り残された「死都」といわれています。まわりをぐるりと運河で囲まれた市内は、レンガ造りのたてものと石畳と運河のつづく、緑豊かな「中世の町」です。
世界遺産≪マルクト広場≫の夕暮れ
いつまでもいたいすてきな町ブリュージュに別れを告げ、2日目の夕方私たちが向かったのは北海沿いのリゾート地”オステンド” 「こんなところに海のリゾートなんてほんとにあんの?」と思っていた私たちは、海岸線に並ぶ南仏ニース顔負けのリゾートホテル群にびっくり。
寒くて泳げなかったけど、夕方いつまでも明るい海岸を歩き、海辺のカフェで海に沈む夕日を見ました。ちなみに日没は21:40。オランダでもそうだけど、この日の長さのせいでついビールを飲みすぎちゃうんだよねー。
<ニースにはちょっと及ばない?>
3日目は午前中にオステンドの町を散歩。泳げない季節の海のリゾートでは、みんなオープンカフェに座ってお茶してるだけ。ほんとにたくさんの人々がお茶してました。朝からビールの人も、もちろんたくさん。。
午後、もうひとつの古都”ゲント”に寄りました。
<ゲント 運河沿いの散歩道>
ゲントも運河と教会の立ち並ぶ「古都」ですが、完全に観光地となっているブリュージュとはちがって、今もなお臨海工業地帯として発展している町。ロマンチックながらも活気があふれています。
町の中心には53個のカリヨンを持ち30分ごとに鐘の音を響かせる鐘楼と、建立に300年以上かかったという聖バーフ大聖堂が。聖バーフ大聖堂にはフランドル絵画の名作があつまっていて、さすがの貫禄です。
お天気がいいせいか、ここゲントでも外のカフェでお茶してる人が多いなぁ。「お茶してのんびりおしゃべり」というのが欧州人はほんとにお好き。(もちろんビールも)
さて、2泊3日のお手軽ベルギー旅行もおしまい。ベルギーは、オランダのおおらかさとフランスのラテンっぽさがミックスした小粋なところでした。町ゆく人々もひたすらデカいオランダ人にくらべると小柄で、髪の色も濃い茶でちょっとおしゃれ。
それにしてもオランダからこんなに近いのに、食べ物の味がぜんぜん違うのは何でなんだろう?(もちろんベルギーがおいしくてオランダがまずい) パスタや魚介のスープやチョコレートのおいしかったこと!ああ・・・