ブリュージュ旅行のつづきです。
ブリュージュは13世紀〜15世紀にハンザ同盟(うーん、そんなのありましたねぇ)の貿易の拠点として栄えましたが、その後運河にドロが堆積して船がとおれなくなり衰退。中世のすがたのまま時代から取り残された「死都」といわれています。まわりをぐるりと運河で囲まれた市内は、レンガ造りのたてものと石畳と運河のつづく、緑豊かな「中世の町」です。
いつまでもいたいすてきな町ブリュージュに別れを告げ、2日目の夕方私たちが向かったのは北海沿いのリゾート地”オステンド” 「こんなところに海のリゾートなんてほんとにあんの?」と思っていた私たちは、海岸線に並ぶ南仏ニース顔負けのリゾートホテル群にびっくり。
寒くて泳げなかったけど、夕方いつまでも明るい海岸を歩き、海辺のカフェで海に沈む夕日を見ました。ちなみに日没は21:40。オランダでもそうだけど、この日の長さのせいでついビールを飲みすぎちゃうんだよねー。
3日目は午前中にオステンドの町を散歩。泳げない季節の海のリゾートでは、みんなオープンカフェに座ってお茶してるだけ。ほんとにたくさんの人々がお茶してました。朝からビールの人も、もちろんたくさん。。
午後、もうひとつの古都”ゲント”に寄りました。
ゲントも運河と教会の立ち並ぶ「古都」ですが、完全に観光地となっているブリュージュとはちがって、今もなお臨海工業地帯として発展している町。ロマンチックながらも活気があふれています。
町の中心には53個のカリヨンを持ち30分ごとに鐘の音を響かせる鐘楼と、建立に300年以上かかったという聖バーフ大聖堂が。聖バーフ大聖堂にはフランドル絵画の名作があつまっていて、さすがの貫禄です。
お天気がいいせいか、ここゲントでも外のカフェでお茶してる人が多いなぁ。「お茶してのんびりおしゃべり」というのが欧州人はほんとにお好き。(もちろんビールも)
さて、2泊3日のお手軽ベルギー旅行もおしまい。ベルギーは、オランダのおおらかさとフランスのラテンっぽさがミックスした小粋なところでした。町ゆく人々もひたすらデカいオランダ人にくらべると小柄で、髪の色も濃い茶でちょっとおしゃれ。
それにしてもオランダからこんなに近いのに、食べ物の味がぜんぜん違うのは何でなんだろう?(もちろんベルギーがおいしくてオランダがまずい) パスタや魚介のスープやチョコレートのおいしかったこと!ああ・・・
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