夏休み家族旅行? .泪襯燭

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 マルタ島へ行ってきました。この世の楽園のようなところでした!・・というわけで「ロッテルダム日本人学校」のおはなしの前に、マルタのレポートをお届けします。

 なぜマルタか? それは家族会議のすったもんだの末、長女の「暑いときには海に行きたい!」という強硬な主張から。「それもそうだね」「どうせなら南のほうに行こう」、という軽いノリで、そう写真のようなイメージで決めたのでした。

 <こういうビーチもけっこうあります>

 「お気楽ビーチリゾート満喫、しかも地中海!」 うきうきと乗り込んだ私たちを迎えたのは、降り注ぐ太陽と、どこまでも透明な海と(ここまでは予想どおり)7000年にも及ぶ、ドラマティックな歴史でした(知らなかったー)

<石灰岩(ライムストーン)でできた町>                 

 とにかくマルタの歴史はスゴイ!石灰岩でできている、という事情と地中海のまんなかにある、という立地、それと温暖な気候によって、古くは紀元前5200年ごろから人が住み、エジプトのピラミッドより500年〜1000年は古い、つまり世界最古の建造物を残しています。

       <巨石神殿>    

 紀元前10〜8世紀ごろからはフェニキア人が、その後カルタゴ、ローマ帝国、ビザンチン帝国、サラセン人(遠い昔に習ったねえ、これらのコト)などに次々と支配され、その後、南欧列国の支配下になって、ヨハネ騎士団の領土となり、オスマントルコと戦って、その後ナポレオンに支配され・・・(ああ疲れた・・)

結局独立するまではイギリス領だったんだって。(近いからイタリアの一部かと思ってた・・) どうりでマルタ人はほぼ100%英語が話せるそうです。ちなみに母国語はマルタ語、通貨はまだLm(マルタリラ)だけど、2008年から€になるよ!

 <町中どこでも、絵になるね>

 写真を見ても「なんか乾燥してるな」って感じがするでしょ?それもそのはず、年間10日くらいしか雨の日がありません。そのため太陽大好きな欧州人観光客がわんさか。加えて町には、昨今はやりの「夏休み英語研修短期留学」で来た、各国の学生があふれてる。”欧州の英語圏”てことなんだろうけど、すごかったよ、彼らの奔放さ。夜の町なかなんて「人種のるつぼ、ナンパのるつぼ」でしたよね。

”外国語覚えるにはその国の恋人つくるのが一番”とかいうけれど、親としてはちょっと。お金ドブ捨て、ってかんじ。 ま、彼らはきわめて楽しそうではありましたが。

 <ブルーグロット>

 マルタは面積320平方kmの小さな独立国だけど、世界遺産がいっぱい、観光客もいっぱい。でも海はものすごくきれいだし、乱開発もされていない。それは、交通機関(Air MaltaとかMaltaバスとか)やエネルギー機関や開発機関などがみんな国営で、直通便の行き先・受け入れ先まで細かく管理されているからだそう。 国策がしっかりしてる、っていうんでしょうかねえ、環境保護と観光地としての繁栄とがみごとに共存した、マルタはまさに、この世のパラダイスでありました。

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