山口義行氏を招き全県経営研究集会を開催!懇親会には上田知事と清水市長が出席。

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2009年10月3日(土)に埼玉中小企業家同友会が主催の「2009全県経営研究集会」が開催されました。 

山口義行氏を招いて埼玉県県民健康センターで行われた記念講演会には、350名を超える中小企業の経営者達が集いました。



山口義行氏は、立教大学経済学部教授・金融論専攻。経済危機やバブル問題に関する研究のほか、NHK総合テレビの「クローズアップ時代」や「ゆうどきネットワーク」、テレビ東京の「ルビコンの決断」などでコメンテーターとして活躍中。中小企業支援ネットワークの『スモールサン』の代表を務め、関東経済産業局の「新 連携支援」政策の事業評価委員長として、中小企業支援にも携わっています。



 『100年に一度』の不況にどう向き合うか 〜今、中小企業経営者がなすべきこと〜と題した記念講演会では、「不況はダメなことばかりではない!不況から何を学ぶか、発想を持っているか、不況を経験するたびに強くなる事が重要」だと語りました 。



山口先生は、眠らせない講演者という事でも有名な先生だという事で、私も楽しみにしていました・・・。
講演が始まって直ぐ、「私(山口先生)に会って、不況はいつ良くなりますか?と聞いてくる人とは、口を聞きません!!」という言葉で会場を沸かせ、その後も歯に衣を着せぬトークが炸裂し、寝不足だった私も眠くなる間はありませんでしたよ!



その後、第2部は、浦和駅周辺の各会場で、6つのブロックに別れ各テーマに沿った分科会で、オリエンテーション、分科会報告、グループ討論・発表などが行われました。
  ・第1分科会(埼玉会館 7FAくぬぎ)
        社員が活きる会社づくり
   〜何でも言い合える風土で社員が主役の企業に〜
            報告者:塩尻末子氏


   ・第2分科会(埼玉会館 3FCけやき)
        経営危機を乗り切る同友会らしい経営とは
   〜危機に直面し、経営者として社員としてどう向き合い乗り越えたか?〜
            報告者:高橋尚樹氏


   ・第3分科会(さいたま共済会館 504)
        診断、発見、実践、そして変革へ
   〜企業変革支援プログラムで自社の立ち位置を明確に〜
            報告者:美馬 徹氏


   ・第4分科会(埼玉会館 7FBくすのき)
        始めよう企業連携、仕事づくりは社長の仕事
   〜今こそ異業種団体の強みを活かし、新たな仕事づくりを始めよう〜
           報告者:柳沢 剛氏


   ・第5分科会(さいたま共済会館 501・502)
        環境問題をビジネスチャンスに生かす!
   〜老舗企業ビジネスモデルに学ぶ〜
           報告者:関根勇治氏・畑 直之氏


   ・第6分科会(ファーム・インさぎ山/バスにて移動) 
        埼玉県の農業の可能性に学ぶ
   〜見沼の都市型グリーンツーリズムの事例報告と見学体験〜
            報告者:萩原知美氏




各分科会終了後には、浦和西口駅前「コルソ7階ホール」で上田清司埼玉県知事、清水勇人さいたま市長、埼玉りそな銀行社長上條正仁氏らを招き懇親会が行われました 。



■上田清司埼玉県知事あいさつ

埼玉中小企業家同友会の全県経営研究会では、素晴しい成果を上げられたのではないでしょうか。
日頃は同友会の皆様には、地域経済を支える本当の担い手として、県政 全般に渡りご支援ご協力いただきますことを厚く御礼申し上げます。



かつて同友会っていうのは“どうゆうかい?”などと言われたものですが、「社長の学校」という、この言葉だけですべてが分かるという素晴しいスローガンになり何年くらいになりますでしょうか・・・? いいのを作ったなあ〜と思いました。
※おやじギャグで会場は大笑い!!



埼玉県は「100年に一度の経済不況」を言い訳にしない!
これをスローガンにしているところです!
予算が少ないから、税収が少ないからという事で、1のものが10にできないか、1 0のものが100にできないかという事ばかり考えたりしております。


お陰さまで埼玉県の制度融資もバラエティーに富んできました。
そして私の念願の担 保を取らない、第3保証人を必要としない県の制度融資にしようという事で、県の制 度融資は今、無担保・無保証の割合が41%から、94.2%まで上がりました。


また、埼玉県として20億しか、一戸建て住宅の金利の補てんをしていませんが、しかし、この20億の補てん(5年間)で、実は2000戸を余計に住宅を建てること ができますし、市町村には100億の税収が入ります。
そして、経済波及効果は2000億という事になりますので、我々は約20億という お金で2000億というお金を生み出す、動かすことができるのです。


これからも、そういうことを一生懸命行い、同じお金を使うのなら活きるお金になるように、そして活きる政策になるように、埼玉県としても頑張っていきますので、引き続き皆様にも頑張って頂き、「埼玉県のなかにいる人は元気がいいな!」という埼玉県にしていきたいと思います。と語りました。




■清水勇人さいたま市長あいさつ

さいたま市でこの様な大きな大会を開催できたことを心からお喜びと、また感謝を申 し上げます。


「100年に一度の経済不況」という中にあって、さいたま市でも政令指定都市になって、ちょうど6年。
全国でも9番目に大きい、そんな都市になってきたわけですが 、まだまだ他の政令指定都市から比べると、この政令指定都市に相応しい経済力にはなっていないという状況があります。


さいたま市の中小企業の皆さんの中でも世界的な技術力を持った企業がたくさんあります。そうしたものをテクニカルブランド認証企業という事で認定させて頂いたり、 あるいは経済政策なども行わせて頂いて、ともかく今の厳しい不況を乗り越えていくためには、中小企業がしっかり元気になっていかなくては、このさいたま市にある企業が元気になっていかなくては、この政令指定都市さいたま市の新しい未来がないということで一生懸命、経済対策を行っているところでございます。



以前、上田知事さんが埼玉県庁の知事に就任されたとき、「埼玉県庁も形態のひとつである。最も優れた形態のとして改革を進めて行く」という事を話されていました。
私達さいたま市も、上田知事の下に今、改革が進められている埼玉県庁に負けないように、さいたま市としても少ない予算で大きな効果をあげることができる、生産性の高い都市経営をしていこうと職員一丸となって取り組ませて頂いています。


まず最初に取り組ませて頂いたのが区役所。
政令指定都市には区役所というものがで きていますが“区役所改革をしよう”という事で、絶対にたらい回しにしない。市民 の皆さんの声をよくしっかり受け止めて、市民の皆さんへしっかりと答えを返してい く市政にしていこうと、「暮らし応援室」というのを作らせて頂き、今進めているところです。


中小企業の皆さんから比べると、まだまだではございますが、皆さんに負けないようにしっかりとした経営をして、「さいたま市役所」“市民に役に立つ所”として頑張っていきます。と語りました。




■乾杯  埼玉りそな銀行社長上條正仁氏

△壇上の上から上田知事に呼ばれ、新井代表理事も壇上へ・・・。


本来、経済情勢は銀行からご説明すべきところではありますが、本日は一日、山口先生の厳しいお話をお聞きになられたという事ですので、割愛させて頂きます。


地元銀行としては、厳しい時代であればあるほど、真価を問われる時代が来ていると考えています。
どうぞ経営者の皆様と共に、この時代を乗り切っていこうという気合を込めて乾杯したいと思います。と語り、賑やかに乾杯となりました。





歓談中には、埼玉県中小企業家同友会「社長の学校」メンバーのバンド演奏もあり会場を盛り上げていました。



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埼玉中小企業家同友会ホームページ



懇親会では、まさに異業種交流の場なので、経営者の方々は懇親を深めていました。


山口先生の講演を聞いて、奮い立った方、今の自分の頑張りは間違いじゃない!と再確認された社長さんなどなど、この不況を乗り切る為に日々奮闘されてる姿を目の当たりにしました。


埼玉県中小企業家同友会「社長の学校」のメンバーである埼玉の社長は元気です!



中小企業の経営だと、視野を広げるのは難しい事だと思いますが、このような組織で自分に近い経営者達が意見交換できるというのは素晴しい事ですね♪




上田知事と語る埼玉自慢ブログ【彩じまん】編集部・木原真弓

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