太陽系を回る小惑星に、埼玉県のマスコット「コバトン」が仲間入りしました。
国際天文学連合(IAU)は、小惑星12031番に「Kobaton(コバトン)」 と命名することを正式に認定。
都道府県のマスコット名が小惑星に名づけられたのは初めてのことだそう。
名づけ親はアマチュア天文家の佐藤直人さん(入間市児童センター 技術専門員)。
佐藤直人さんは、IAUから命名権が認められた小惑星が133個(2008年末現在) あり、このうち17個の小惑星に「Iruma(入間)」、「Mando(万燈)」、 「Kaguya(かぐや)」などの名前が付けられています。
佐藤さんにとって、今回の「コバトン」が18個目の命名となりました。
埼玉県は、平成21年2月、佐藤さんが命名権を保有する小惑星に「コバトン」と命名していただきたい旨依頼したところ、佐藤さんに快諾いただき、命名につながったそうです・・・。
埼玉県の魅力発信に貢献をされたことから、11月6日(金)知事室にて佐藤直人さんに知事が感謝状を贈呈します。
■小惑星「コバトン」の概要
1997年1月、佐藤直人氏が発見し、追跡の観測を続けて軌道を確定させ、1999年10月にIAUから命名権を認められた小惑星。
小惑星番号は「12031」。
火星と木星の間にあり、軌道は楕円形で約3半年かけて公転している。
地球からの距離は現在、約4億キロ。大きさは推定で直径約5〜10キロメートル。明るさは19等級で肉眼観測はできない。
現在、さそり座付近にある。
■命名者プロフィール
佐藤直人(さとうなおと)さん。
1953年埼玉県所沢市生まれ。狭山市在住。入間市児童センターに勤務。
アマチュア天文家、プラネタリウム解説者。
1995年以降、上高地・安曇野・入間・万燈、佐渡など多数の小惑星を発見・命名。小惑星発見個数は世界ランキング50位以内(『天文年鑑』2008年版)。
■命名に至る経緯
・平成21年2月6日 埼玉県から佐藤直人氏に「小惑星への命名について」依頼
・平成21年2月17日 佐藤氏から国際天文学連合(IAU)微小天体命名審査委員会に命名申請
・平成21年7月15日 佐藤氏から同委員会に再申請
・平成21年10月4日 国際天文学連合(IAU)が「Kobaton」を正式に認定
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若田光一さんとの宇宙遊泳の後は、小惑星にまでなってしまうなんて・・・。
すごいぞコバトン!
★こぼれ話―――
『「コバトン星」が誕生!』というタイトルは、付いてしまえば、何てことはないが ・・・。当初、「コバトン、星になった!」というタイトルなどを考えていたそう。
一瞬イイね〜!となっていたものの、待てよ、「星になった」って・・・、アトムが最後、星になっちゃったみたいな感じだという事になり『「コバトン星」が誕生!』となったのだとか・・・。
色々なご苦労がありますね〜。
上田知事と語る埼玉自慢ブログ【彩じまん】編集部・木原真弓
なんと「コバトン星」が誕生!! 小惑星に「コバトン」と命名!
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