「川の再生モデル5箇所合同完成式」を芝川で開催!

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2010年2月16日(火)に「川の再生モデル5箇所合同完成式〜みどりと川の再生埼玉フォーラム イン芝川〜」が開催されました。



埼玉県が、水辺再生100プラン事業のうち、川の再生のリーディング事業として取り組んできた、芝川、藤右衛門川、柳瀬川、元荒川及び東京葛西用水の、5つのモデル箇所が完成しました 。
その、再生された川の姿のお披露目(芝川)を兼ねて行われました。  完成式典は、川口オートレース場内(川口市青木5−21−1)にあるイベントホールで、400席ありましたが、満席でした!県民の皆さんの関心の深さを感じました。

会場内には、県内各地の川の再生箇所のパネル展示。


空にはアドバルーンも上がっていました。

■式典開会

司会進行は、テレビ朝日の「素敵な宇宙船地球号」という環境番組で、芝川の再生シリーズをずっと担当してきたアナウンサーの大橋マキさん。


■主催者あいさつ 上田清司埼玉県知事

「素敵な宇宙船地球号」の番組でお世話になりました。

芝川の河川浄化では、胴長の長靴を履いて、ズボズボとヘドロの中にも入っていただいたりもし ましたね。ありがとうございました。と、お礼を述べ・・・。

すべて、つながっている「山」と「川」と「海」を大切に、みどりと川の再生といことを大きく うったえてきました。その一つが、本日、その成果として、皆さんと共に迎えられました。

埼玉県は川の面積が日本一です。日本一でも、すべて清流でなければ自慢はできないと思ってい ます。そこで、すべてのドブ川を清流にもどそうというプロジェクトを考えました。それには、山での保水能力、緑を増やさなくてはならない。しかし、この緑の部分も埼玉県は、30年間で、川口市の面積よりも大きい6500haという面積の緑を失っています。
この緑も回復しなくてはいけないということで、緑の再生も行っております。皆さんが支払っていただいている、自動車税内の約500円分くらいをあてて、約14億円を毎年、 緑を再生するために使おうという予算組みをしています。
すると、4年間で3000ha、8年間で大体、30年前の面としての緑を取り戻すことができるプロジェクトを進めているところです。
企業などにも、団体の森ということで、一定の山を買って、自分達で植栽をし、場合によっては 、市や町や組合などに管理をお願いして、自分達の森を作っていただいたりしています。
これも270haで、東京が22ha、千葉が22.5haで、圧倒的に埼玉県が新しい森づくりにしても頑張っていただいています。
そういう、森を通じてきれいな水が流れてきて、川が浄化されることで、海の河口でたくさんの 魚や貝が育っていくという、我々の循環を正してくれる仕組みを作っています。
すでに63プランを稼動させ、本年で27プランを新たに加えることで、これで100プラン全てが進むことになります。
この川の再生・みどりの再生というのは、現に生きている私たちのことだけではなく、未来の投 資だということを十分、私達も考えながら、改めて川とみどりの再生にご尽力頂けますことを心からお願い申し上げます。と、熱い思いを語りました。


■奥ノ木信夫県議会議長あいさつ

我々、県議会も一丸となって川の再生をバックアップさせて頂きます。と、県議会を代表してあいさつをしました。


■地元、川口市を代表して岡村幸四郎川口市長があいさつ

河川というのは、まずは川を治める「治水」というのがあります。
そして、川の水を利用する「利水」というのがあります。
そして、如何に川と親しむか、憩いと憂いの場に如何にしていくか 、という「親水」という大きな目的があります。
親しみのもてる河川にしていけるかどうかは、 我々、地元の責任ですから、肝に銘じていくことが大切だと思います。と、語りました。


■来賓紹介



■映像により川の再生の軌跡を紹介

ビデオで川の再生の様子を紹介


■モデル5箇所の代表者から完成報告
川の守り人たちが登壇。


■大橋アナウンサーがインタビュー

【芝川】
大橋マキアナウンサー:芝川、本当に汚ったない、川でしたよね!

芝川の代表:よく、あの汚い川に入ってくれましたよね・・・。


大橋マキアナウンサー:初めて伺った時には、オートバイが浮かんでいたり、魚の死骸やフライ パンが流れてきて、ものすごい悪臭でしたけれども、改めてここまでいかがでしたか?

芝川の代表:5年間あっというまでしたね・・・。みんなの協力があって頑張れました。


【籐右衛門川】
子供達が遊べるような川を取り戻したい。・・・など、これからの取り組みなどを語りました。



■みどりと川の再生への協力に感謝状贈呈

バトンに見立てた「コバトン」のぬいぐるみと、のぼりの授与が行われました。

実は、このLサイズコバトンは、我が『コバトン屋』から、巣立った子たちでした♪ 1体1体に、「川の再生 ○○○川」と入ったタスキを掛けています。可愛いでしょ―☆


 ■モデル箇所の成果を全県に発信する「川の再生発信宣言」

登壇準備の間に、「川の守り人バッヂ」の紹介もされました。
このバッヂは、このフォーラムに 来場した先着500名に配られました。

発信宣言の練習の時、上田知事が一言!

「本当は、県議の皆さんにタスキを掛けてもらいたかったんですけどね・・・。ちょっと足りな かった。
我々の職業はね、このタスキを掛けると元気が出るんですよ!」と言い、会場は大爆笑 に!
ナイス!上田知事!!


会場の参加者も立ち上がり、全員で発信宣言が元気よく行われました。


〜*〜*〜*〜 記念植樹&芝川再生現場披露 〜*〜*〜*〜
■記念植樹

上田知事、奥ノ木信夫県議会議長、埼玉県議会みどりと森づくり推進協議会佐久間会長を始め、 地元県議、市長や自治会長など24名で、記念植樹が行われました。


■記念撮影



■のぼり旗 贈呈

これまでの感謝と、再生された芝川を地域で守って頂くという証として、のぼり旗の贈呈が行わ れました。
のぼり旗は12本用意され、代表の方に上田知事から手渡されました。


■芝川再生現場披露
現場披露は新青木橋付近の芝川再生現場。
みごとに再生された、芝川の再生現場を視察。

・視察中の上田知事―――

この川辺の住宅は資産価値が上がるね!
埼玉県は、県民の地球環境に配慮した住まいづくりを応援するため、民間金融機関の協力を得て 「埼玉の家 エコな暮らし応援!!住宅ローン」制度も取り入れているし、太陽光発電もたくさん補助金を出しています。
太陽光発電は、去年12月の段階では日本一設置した県でした。

また、川沿いにある保育園の横を通った時には…「保育園や幼稚園には補助金を出して、23年 までにすべて芝生化している」とも語っていました。

モデルの5箇所をなぜ2年間で行うのかというと、10年・20年かけてやると、元の印象が薄 くなってしまう、短期間でガラリと変えることにより、印象的に残せるでしょ。もちろん川の守 り人がいる地域ですよ!!

きれいになると、水生物が増えてくる、これは浄化する能力があるので益々、きれいになる。
トイレなども汚れていると、離れてするようになって、ますます汚れるという悪循環ですが、き れいになれば、気持ち良く使うことができ、汚さなくなる。そんな事とも一緒ですよね。


■同時開催イベント
来場者には、「特製川の守り人バッチ」と「苗木」が先着500名にプレゼントされ、イベント 会場では「とん汁」と「甘酒」の無料配布や、源流の郷奥秩父大滝温泉の「足湯コーナー」があ り、寒い中でで冷えきった体には最高のプレゼントでした。

上田知事も寒い中、スーツ姿で記念植樹や、長時間の川の視察ですっかり冷えきった体を、とん汁で温めていました。


西崎農林部長も甘酒で、体を温めていました。
コバトンが、後ろで羨ましそうに見ていました。


その他、地元JA川口市青壮年部による「ねぎ」「ほうれん草」「小松菜」など旬を味わう採れ たて野菜の直売コーナー、環境学習コーナー などもありました。



上田知事と語る埼玉自慢ブログ【彩じまん】編集部・木原真弓

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