藤右衛門川で、上田知事が地元小学生と小魚放流&笹舟流し

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埼玉県は、平成20年度から地域の方々と協力して川の再生に取り組んでいます。
川の再生のリーディング事業として2年間で集中的に取り組んできた5つのモデル箇所のひとつである『藤右衛門川』が完成し、2010年3月20日(土)に「川の再生」モデル箇所『藤右衛門川 』の披露会が開催されました。

現場披露会では、地元の自治会や沿川企業、小学校から多くの方々が参加し上田知事と一緒に花植えや、小魚放流、笹舟流しなどを行いました。


■上田清司埼玉県知事あいさつ

埼玉県の県土全体で道路が8%ですが、川の面積は3.9%と、県内いたるところにある道路の半分を川が占めていて、埼玉県は川の面積が日本一です。
そして、環境省が、平成の名水百選で埼玉県は4つ入り、首位タイです。 


ですが、都市化の中で残念な事に、水の量も少なくなってきて、ドブ川になりヘドロ化した川もたくさんありました。
この藤右衛門川も、フェンスに覆われ、鉄の張りで両端を押さえている見苦しい川になってしまいました。

今回、これを何とか再生できないかという事で、藤右衛門川をモデル箇所に設定しました。
難しい部分もありましたが、洪水などの時、流す場所も必要なので2重構造にし、下に排水を流し、上部は小石や砂を敷いて浄化。そこに水草が生え微生物が住み・・・といういい循環が生まれてくるような仕組みにしました。


土木工事だけでは瞬間であります。地元の皆さんと協力し守り人がいれば半永久的に、清流が守れると思っています。
埼玉県は本気で、埼玉中の川を全て清流にしようと思っています。
やればできるということを知ってもらうために、今回、モデル箇所5箇所を、たった2年でやりました。
あえて短期間にすることで、施工前・施工後が目の中にしっかりと焼きつくようにしました。
先行事例として、地元の皆様には守り育てて頂きたいと思います。



■奥ノ木信夫埼玉県議会議長あいさつ

5つのモデル箇所のうち2箇所が、川口の川が選ばれたということで、素晴らしいこと。
私も含め、地元のみんなで川を守っていきたいと思います。



■岡村幸四郎川口市長あいさつ

5つのモデル箇所のうち2箇所がなぜ、川口の「芝川」と「藤右衛門川」が選ばれたのかというと、まずは汚かったからでしょう。
そして、もう一つは、川の守り人がいるかいないかが選ばれた要因ではないかと思います。
我々が川を守るということを、今回しっかりと、胸に刻むべきではないかと思っています。



■来賓紹介

来賓の中には、埼玉県川口警察署長も出席されていました。



■作文朗読・・・芝東小6年の知久聖美さん
 
藤右衛門川は、以前は魚や鳥もあまりいなくて、さらに自転車やタイヤが落ちていて汚かった。 しかも、フェンスが破れ危険もありました。


昨年、藤右衛門川が生まれ変わると聞き、不安と期待でいっぱいでした。
工事が終わった今、見ちがえるほど変わり、とても驚きました。
あの藤右衛門川が、このような素敵な川になったことがすごく嬉しいです。


私達は、今までもこの川に係わってきましたが、これからはもっともっと係わることができるのではと期待でいっぱいです。
川の自然や、生き物と触れあいながら、実際見て体験するという視点で、授業に役立てていけたらと思います。


この美しくなった川は、小さい子供からお年寄りまでが楽しめ、落ち着ける憩いの場になってほしいです。
私達はその憩いのある場を、地域の一員として守っていきたいと思います。




作文は、上田知事に手渡されました。



そして、上田知事からはコバトンがプレゼントされました。



式典後、上田知事は作文の朗読をしてくれた聖美ちゃんに、「素晴らしい作文だったね〜」と話しかけていました♪
本当に素晴らしかったです!!



■記念式典参加者の記念撮影




■小魚放流


上田知事らと共に、芝東小学校3・4年生と柳崎小学校の児童が行いました。



■笹舟流し


芝東小学校5・6年生と柳崎小学校の児童が行いました。



■川沿いに置かれたプランターへ花苗の植栽

主催者や、地元町会、沿線企業、芝東小学校1・2年生の児童で行いました。



■記念撮影






〜*〜*〜*〜*〜*〜 参考 〜*〜*〜*〜*〜*〜
【藤右衛門川水辺再生のポイント】
藤右衛門川水辺再生は、せせらぎづくりというテーマで川の姿が劇的に変わる水辺再生を目指しました。 
県南部の川口市やさいたま市南区を流れる藤右衛門川は、鉄板や梁がむき出しでフェンスに囲まれ、人が水辺に近づけない状況でした。
また、放水路が建設されたことにより普段流れる水量もほとんど無く、水質も非常に悪化していました。 
そこで、平成20年度から地域の方々と整備内容などについて意見交換を行い、既設の流域排 水は地下の水路に流し、その上面にせせらぎ水路や遊歩道を整備することにしました。
また、植生による水質浄化も行っています。
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上田知事と語る埼玉自慢ブログ【彩じまん】編集部・木原真弓

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