埼玉県立特別支援学校さいたま桜高等学園は開校以来３年連続して最終選考会に出場 しています。
特別支援学校としての出場は「さいたま桜高等学園」だけ。第一次審査には、45都道府県234校から3,783点のデザイン画の応募があり、その中から最終審査会に選ばれました。
☆デザイン原画
☆実際の衣装
8月23日（日）に弘前市民会館で行われた最終審査会には、33都道府県40校41チーム が臨み、見事３位入賞という快挙を成し遂げました。
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マネキンに着せた実際の作品も知事室に運び込まれました。
すると・・・上田知事、マネキンの横に立ち「背の高さは、あまり変わらないのに、 足の長さがこんなに違う・・・（ーー；）」とマネキンに嫉妬。
■さいたま桜高等学園・黒澤校長より成果報告
本校は開校以来、服飾デザインコースで全国高等学校ファッションデザイン選手権大 会に授業で取り入れ３年連続で本選に出場し今回、第３位に入賞する事ができました 。
全国の高等学校の皆さんと一緒で、障害のある私共の生徒が入賞できたという事を驚 いております。と語りました。
■生徒代表・チームリーダー家政技術科１年 加藤美紀子さん
本日はお忙しい中、このような時間を頂きましてありがとうございます。
この度、第９回全国高等学校ファッションデザイン選手権大会で３位に入賞する事ができました。正直なところ、まさか３位に入賞できると思ってもいませでしたのでとても驚きましたが嬉しかったです。
これからも勉強や作業実習を頑張り努力していきたいと思います。
応援、宜しくお願 いします。と正直な気持ちを話しました。
上田知事は「おめでとう！」と言いながら握手をした。
上田知事にプレゼントが渡された。
■記念撮影
上田知事は、「『はい終わりました』と言った時に一番いい顔になったりするんだよ ね〜！」と緊張している生徒たちの緊張を和ませていました。
優しさキラリ！
★写真左から、黒澤民治校長・加藤美紀子さん・永堀美由紀先生・鈴木智恵さん・上田 清司埼玉県知事・杉田華織さん・高橋さおり先生。
帰り際に上田知事が「そうだ、いいものをあげよう！」と言って、綺麗な埼玉の観光 地のポスターを３人にプレゼントしていました。
またまた知事の優しさがキラリした瞬間でした！
■囲み取材
Ｑ．苦労した点は？
加藤さん：全体の色のバランスとか、全体の形を工夫する事です。
Ｑ．デザインで一番考えたところは？
鈴木さん：タイツのデザインでたくさん色をつけるところが大変だった。
Ｑ．モデルをやってみてどうでしたか？
杉田さん：とても緊張しました。３位になって嬉しかった。
Ｑ．歩く練習はしたんですか？
杉田さん：はい、しました。姿勢正しくまっすぐ歩いてポーズをきめる練習をしまし た。
Ｑ．衣装が決まってからモデルさんを決めたのですか？ それともモデルさんに合わ せてつくったのですか？
先生から：デザイン画が先で、このデザインは杉田さんに着てほしいと思った。
【作業工程の様子】
☆★☆ ファッション甲子園３位入賞チームの紹介 ☆★☆
＝ プロフィール ＝
●リーダー：加藤美紀子さん （戸田市立戸田中学校出身）
・ファッション甲子園でリーダーとして３人をまとめました。
・礼儀正しくて人当たりがよく、男女を問わず誰に対しても分け隔てなく公平な態度 で接しています。（通知表より）・好きな食べ物は焼きそば。
・感じが大好きで、将来は感じ博士になることが目標です。
●デザイン画：鈴木智恵さん （所沢市立所沢東中学校出身）
・ファッション甲子園ではデザイン画を担当しました。応募した当初はまさか自分の デザイン画が１次審査を通過するとは夢にも思っていませんでした。
・デザイン画の通りに衣装が出来上がり、とても満足していました。
・自分のやるべきことを確実にこなす事ができる真面目さが、とてもいいところです 。（通知表より）
・好きな食べ物はチョコレートです。
●モデル：杉田華織さん （志木市立志木中学校出身）
・ファッション甲子園ではモデルを担当しました。加藤さん、鈴木さんから「ぜひ杉 田さんにモデルをやってもらいたい」ということで決まりました。
・最初は自信がなく、参加するかどうか悩んでいましたが、練習を重ね、本番では立 派なモデルとして舞台に立つことができました。
・とても友達思いで、相手の気持ちをよく考えて発言できることがとても良いところ です。（通知表より）
・好きな食べ物はフルーツです。
※３名とも家政技術科１年４組 ダンス部所属
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■埼玉県立特別支援学校さいたま桜高等学園とは――
さいたま桜高等学園は、平成１９年に開校した、一般就労１００％を目指した４つの職業学科(生産技術科、家政技術科、工業技術科、環境・サービス科)を持つ、知的障害特別支援学校。
ファッション甲子園には、家政技術科服飾デザインコースの１年生の生徒が、持ち前 の豊かな感性で表現し作成したデザイン画を、学習課題の一つとして位置づけ、毎年 応募しています。
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■全国高等学校ファッションデザイン選手権大会(ファッション甲子園)とは――
○２１世紀の若者の人材育成等を目的に、平成１２年度（今回で第９回目）から弘前 商工会議所、青森県等が主催しているファッションデザインコンテスト。
○今回第一次審査には、45都道府県234校から3,783点のデザイン画の応募があり、そ の中から最終審査会に選ばれた。8月23日（日）に弘前市民会館で行われた最終審査会 には、33都道府県40校41チームが臨んだ。
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彼女たちの将来が楽しみですね♪
おめでとうございました。
上田知事と語る埼玉自慢ブログ【彩じまん】編集部・木原真弓
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