2009年10月30日から11月3日までの5日間、さいたまスパーアリーナをメイン会場に、埼玉県内全70市町村で開催された、第21回全国生涯学習フェスティバル「まなびピア埼玉2009」の総合開会式が、最終日11月3日にメインアリーナのステージで行われました。
ナビゲーターは遠藤久美子さん
【第1部 プロローグ】
■高校生による和洋コラボレーション
星野高等学校箏曲部による箏曲演奏に合わせ、ムーブの会の車椅子ダンス、県立芸術総合高等学校ダンス部の見事な融合のステージで華やかに始まりました。
■まなびピア埼玉2009トークセッション
◇上田清司埼玉県知事
《第21回全国生涯学習フェスティバル実行委員会会長》
◇遠藤克弥東京国際大学副学長
《第21回全国生涯学習フェスティバル実行委員会副会長》
Q.21世紀の多彩な学び、夢、エネルギーの創造、人・地域のつながり活力を未来へというテーマで行われてきましたが、開会式、見本市、体験広場などを振り返って如何でしたか?
上田知事:小鹿野子ども歌舞伎・吉田龍勢祭の口上での「上田清司に成り代わりまして・・・」 には、焦っちゃいました。会場もうけていましたね〜。
秋篠宮殿下・秋篠宮妃殿下の隣に座って説明をさせて頂く機会も頂いたのですが、[とっても良かった、感激した]とお言葉を頂きました。
また、埼玉県立松山女子高等学校の書道も盛り上がりましたし、其々のグループの皆さん達が、 自分達の普段やっていることが自然体で、本当に多くの方々にアピールができた、開会式だったと思います。
各ブースも、まさにフラダンスから宇宙までというテーマにふさわしい、若田光一さんの活躍など、ブースを見ることでよく分かりましたし、特に小さなコバトンが宇宙に行って、また戻ってきたということも伝わりました。
各市町村の展示や環境に関わる様々な企業の動きなどもあり、この「彩の国」埼玉県がいかにエネルギッシュな県なのかということを皆に感じて頂けたのではというのが私の印象です。
Q.遠藤副学長は、第7期・第8期、埼玉県生涯学習審議会会長として基本計画作成から3年間「まなびピア埼玉」の開催に向けた取り組みに関わってきたわけですが、その辺を踏まえて如何でしょうか?
遠藤副学長:今、実に感無量という感じです!
ここまで来るのに、実に3年、県のスタッフの皆さん、市町村の方々の協力を得ましてここまで辿りつきました。
開会式は、3年前から考えてきたイメージ通りになりました。去年は福島県、その前は岡山県、どうしても他県には負けたくないという思いで作ってきました。
21回目で埼玉県が一番良かったんではないか!と私は思っています。と語ると、会場からは拍手が沸き起こりました。
大会は全体を通じてメッセージというものを、発信する役割があります。一つは710万の県民の多彩な学びとエネルギー、市町村が全部参加するという県民の絆、そういうものが良く打ち出されていた。
埼玉県は都市と自然、そして伝統と現代がバランスよくマッチしている。そのことが、おそらく 開会式で伝わったと思います。
この大会を通じて、埼玉アイデンティティ=埼玉人としての誇りを持って頂こうというのが大きな目的でした。
まなびピア埼玉を5日間盛り上げてくれたエンクミこと、遠藤久美子さんと、生涯学習のマスコッ ト・マナビィの登場♪
【第2部 アトラクション】
■幼稚園児と、大山親方、玉ノ井親方による相撲健康体操
■小学生による郡読・夢の発表
本木雅弘さんから、後輩たちへのビデオメッセージがありました。
内気な小学生だった。その頃の夢は喫茶店のマスターになりたかった。たくさんの見知らぬ人が お店に来て、なんとなく話をしていくという、不思議な人間の関係というか、新しい出会いの場所というのが、子供ながらに新鮮で羨ましく眺めていたような気がします。
今でも、それと似た 変わった夢を持っています。
日本を離れて外国に住むこと。日本を離れることで客観的に遠くから見ることで発見できることがたくさんあると思う。あらためて、日本や自分を眺めてみたい。
夢はかなえることが大切なのではなく、夢は持つことが大切だと思います。夢を持つことで想像力が豊かになり、心が自由になるということ、夢は夢を持つことで楽しみがもらえる、それは努力と失敗があったとしても、ちゃんとプレゼントが用意されているのが“夢 ”だと思います。
母校・桶川市立加納小学校の皆はどんな夢を持っているのでしょう。それでは発表してもらい しょう!と繋げた・・・。
■本木雅弘さんの母校・桶川市立加納小学校の生徒による詩「空をください」の群読・夢の発表
元気良く子供たちが、「おじいちゃんの農業を継ぎたい」「カメラマンになりたい」「プロ野球選手になりたい」「看護士になりたい」など・・・其々の夢を発表しました。
■学びのメッセージ
石川遼選手からの「夢をかなえるために」学びのビデオメッセージがありました。
小さい頃の夢はトラックの運転手になることだった。プロゴルファーになろうと思ったきっかけは、タイガーウッズのゴルフをテレビで見てからというのと、父がゴルフをやっていたので、それに影響されたのが大きい。
夢はできるだけ大きい方がいいと言われますが、夢の大きさではなく、毎日毎日、どれだけ努力できるかが大事。
最終的には夢をかなえるつもりですけど、そのためには努力することが大切。現在、自分は現役の高校生でもありプロゴルファーでもある、忙しければ忙しいほど燃えるタイプで、勉強をやる時間、ゴルフをやる時間を、しっかり分けていけば、どちらも同じくらい集中できると感じています。
高校卒業するまでしっかりと学業に励んでどちらも両立できるスポーツ選手になりたいです。とメッセージを伝えました。
■グランドフィナーレ
卒業式には欠かせない曲となっている「旅立ちの日に」を、作詞を担当した小嶋登さんと、作曲の高橋浩美さんも登壇して大合唱が行われました。
「旅立ちの日に」は、平成3年の卒業式に、はなむけの為に作った詩だったそうです。
今では全国の小中学校の卒業式や、SMAPの出演するテレビCMにも起用されるなど親しまれています。
高橋浩美さんのピアノ伴奏で、県内5つの小中学校の生徒さんが大合唱しました。コバトンも左右に身体を揺らしていました。
最後は、遠藤久美子さん、ピンキッシュ、あっため隊もステージに登場して、感動の幕を閉じました。
皆さんは、5日間の「まなびピア埼玉2009」を通して、何を学ぶことができましたか?
多彩な伝統、文化や産業、先人のフロンティアスピリットは伝わりましたでしょうか・・・。
私も「まなびピア埼玉2009」を100日前から取材してきて、益々、埼玉を誇りに思い、学ぶことの楽しさ、素晴しさを感じました!
来年は高知県で開催です―☆
上田知事と語る埼玉自慢ブログ【彩じまん】編集部・木原真弓
まなびピア閉会式、ナビゲーターは遠藤久美子さん。本木雅弘さん、石川遼選手からもメッセージ
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