太陽系を回る小惑星に埼玉県のマスコット「コバトン」が仲間入りしました。
国際天文学連合(IAU)が、小惑星12031番に「Kobaton(コバトン)」と命名することを正式に認定しました。
都道府県のマスコット名が小惑星に名づけられたのは「コバトン」が初めての ことです!
名づけ親はアマチュア天文家で、入間市児童センターの職員(技術専門員)、佐藤直人さん。
佐藤さんには、IAUから命名権が認められた小惑星が133個(2008年末現在)あります。
このうち17個の小惑星には、すでに「Iruma(入間)」、「Mando(万燈)」、「Kagu ya(かぐや)」などの名前を付けていて、佐藤さんにとって、今回の「コバトン」が18個目の命名となりました。
埼玉県は、平成21年2月、佐藤さんが命名権を保有する小惑星に「コバトン」と命名していただきたいとの要望で、命名につながりました。
埼玉県の魅力発信に貢献をされたことから2009年11月6日(金)知事室にて、佐藤直人さんには、知事から感謝状が贈呈されました。
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佐藤さんの入室前には、上田知事とコバトンがお出迎え準備・・・のはずが、上田知事はコバトンに“ エアー蹴り”を入れたりしながら、コバトンとじゃれ合っていました―☆
コバトンが痛がるふりをすると、上田知事は肩をすぼめて少年のような笑顔を見せていましたっ!
★話題の【相関図ジェネレーター】で「コバトン」と「上田知事」を見てみると、上記の光景が納得で きる結果が・・・(笑)。
なんと上田知事が「加害者」で、コバトンが「被害者」という結果にっ!
※相関図ジェネレータでは、予想される人間関係の相関図(2〜5人分)を作成することができますよ。
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話が脱線しました。。。
■上田清司埼玉県知事あいさつ
とにかく、嬉しい!
埼玉県のマスコット「コバトン」を星の名前に付けてくれて、本当に「ヤッター」という気持ちです。 と“コバトン愛”溢れる言葉を連発していました。
コバトンは宇宙ステーションにも行って来て、真空パックのまま証明書と供に帰ってきたことや、これからも埼玉県に関する名前「長瀞」とか「小江戸」とかをつけてくれたら・・・と話しました。
■感謝状・コバトンぬいぐるみ贈呈
■歓談
佐藤直人さん:小惑星「コバトン星」は球形ではなく、ジャガイモみたいな形をしている。
上田知事が2月の定例記者会見で、若田光一さんがコバトンを宇宙に連れて行くということを話されていた、その事もあり「kobaton」と命名できるのは県民の一人としてうれしい。
コバトン星が宇宙から地球や埼玉を、見続けてもらうというイメージをもっています。
上田知事:そのうち、宇宙旅行などが出来るようになったら、若田さんにちょっとコバトン星に寄って くれとか言えるかも・・・。
進行役の小島課長:昔は「水・金・地・火・木」と覚えましたが、「水・金・地・火・コバ・木」となれば・・・と、言葉を添えると上田知事も大笑いしていた。。。
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■小惑星「コバトン」の概要
1997年1月、佐藤直人氏が発見し、追跡の観測を続けて軌道を確定させ、1999年10月にIAUから命名権を認められた小惑星。
小惑星番号は「12031」。火星と木星の間にあり、軌道は楕円形で約3半年かけて公転している。
地球からの距離は現在、約4億キロ。大きさは推定で直径約5〜10キロメートル。明るさは19等級で肉眼観測はできない。
現在、さそり座付近にある。
■命名者プロフィール
佐藤直人(さとうなおと)さん。
1953年埼玉県所沢市生まれ。狭山市在住。入間市児童センターに勤務。
アマチュア天文家、プラネタリウム解説者。
1995年以降、上高地・安曇野・入間・万燈、佐渡など多数の小惑星を発見・命名。小惑星発見個数は世界ランキング50位以内(『天文年鑑』2008年版)。
■命名に至る経緯
平成21年2月6日 埼玉県から佐藤直人氏に「小惑星への命名について」依頼
平成21年2月17日 佐藤氏から国際天文学連合(IAU)微小天体命名審査委員会に命名申請
平成21年7月15日 佐藤氏から同委員会に再申請
平成21年10月4日 国際天文学連合(IAU)が「Kobaton」を正式に認定
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「コバトン星」は、さそり座の近くで、射手座寄りに位置しているそうです!
射手座の私としては、「コバトン星」が近くにあると聞いて取材中、ひとり幸せな気分になっていました―☆
上田知事と語る埼玉自慢ブログ【彩じまん】編集部・木原真弓
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