埼玉県立松山女子高校が【書道ガールズ甲子園】に挑んだ!

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2010年・元旦に生放送で行われた、日本テレビ『新春ズームイン!!
SUPER2010 第5回書道ガールズ甲子園』が開催され、埼玉県立松山女子高校は2年連続で戦いに挑んだ!!

【書道ガールズ甲子園】は、全国から選ばれた女子高校生・書道部5校が「チャレンジ!ニッポン」というテーマに沿って書道パフォーマンスを披露する祭典。

当日のテレビ局のスタジオには、書道家の森大衛先生や、パパイヤ鈴木さんらを招き、パフォーマンス (書く行為)から、表現力やメッセージ性もポイントに評価・審査して、優勝校が決まります。

本戦、前日の大晦日にも練習風景が生放送で伝えられ、学校の紹介と共に放送されました。
※生中継は、其々の地域からで、埼玉県立松山女子高校はグランドで行われました。

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【書道ガールズ甲子園のルール】
1、紙の大きさ・色は自由
2、制限時間2分30秒以内
3、「チャレンジ!ニッポン」をテーマとしたパフォーマンス

【審査ポイント】
1、書道技術・・・森大衛先生
2、表現力・・・パパイヤ鈴木さん
3、メッセージ性・・・辛坊治郎さん、橋本五郎さん
※各ポイント20点で、合計60点で『金のズーミン』を狙います!
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お天気には恵まれてはいますが、真冬の早朝はとても寒かった・・・。


ですが、松女の彼女たちはとっても元気!
おそらく朝の気温は2〜3℃だったと思いますが、リハーサルの時から、裸足です!!



書道部顧問の石原裕子先生も、最後まで指導をしていました。




応援の皆さんも「ロンスカ・スッピン万歳」を持って声援を送ります。



埼玉県のマスコット・コバトンも見守る。。。



校庭には「一筆入魂」 さあ!本番、パフォーマンスが始まりました。



松山女子高校は、だらしない格好をしていたら、良い作品は書けない!という思いも込め、作品は「ロ ンスカ・スッピン万歳」がテーマ。 EXILEの「Someday」に合わせて、書道パフォーマンスを行いました。

ユニフォームは、ピンクの袴で、今回が初お披露目―☆
他校と比べて派手さは、無いけれど、新春にふさわしく、何より“松女らしい”衣装で、とっても良かっ たです。
今回は1・2年のみで、書き手は20名。

一人ひとりが成長し、花開きたいという思いを込めた文字は、「百花繚乱(ひゃっかりょうらん) 超えるべきは自分 咲き誇れ ロンスカ・スッピン万歳」。
 
自分たちを超えるためにチャレンジしたのが、2色のペンキを使った、新二刀流!!
きれいなグラデーションで「花」という文字がダイナミックに描かれました。
力強さの中にも、気品ある美文字が黒い紙に映え、様々な種類の花が、色とりどりに咲き乱れ、まさに “百花繚乱”!!
 → 動画はこちら



自分たちの書道パフォーマンスを終え、他校の書道パフォーマンスをモニターで確認。



顔やユニフォームはペンキだらけです。



校長先生も、見守ります。



結果、優勝は埼玉県立川口高等学校が3連覇を達成。
惜しくも、埼玉県立松山女子高校は2位でした。



・生徒たちは、大粒の涙を流しながら、先生の下に集まりました。

「こんなにやってきたのに・・・」って、思わずに、「こんなにやったから!」と思って、気持ちを立て直して、また頑張ろう!まだ足りないところがあった。それを認めて頑張ろう!と、石原先生は話していました。



・生徒一人ひとりが丁寧に、皆さんにあいさつをしました。

金のズーミンは、もらえなかったけど、努力するということを学べて良かった。これからも先生の指導の下、松女らしさを忘れないで頑張ります。
これかも仲間を大切にして頑張っていきます。などと、感謝の気持ちと、これからの豊富を語りました。



・パフォーマンス副部長・金子優花さんに、お話を聞きました。

結果に対しては悔しいけれど、自分たちのパフォーマンスは、全力で楽しんでできたので、後悔などはないです。
最高のパフォーマンスができたと思います!

「超えるべきは自分」←超えきれたんですけど、もっと超えて、次につなげたいと思います。

「ロンスカ・スッピン万歳」←今は、短いスカートが流行っていますが、松山女子高校の私たちは、校則でひざ下のスカートでスッピンでというのが、松女らしさなので書き表しました。

作品を決めたのはいつ頃?
まなびピア埼玉2009」が終わってから、十数種類の構成を、みんなで出し 合い始めた。実際は1ヶ月ぐらいで、その間は濃いものであり、みんなの人生の中でも、忘れられない経験になったと思うし、結果だけではなく、色々な意味でいい経験になりました。

ピンクの衣装は初めてで、ペンキが付くと落ちないのですが、それも一つひとつのパフォーマンスで、 良い思い出になります。と、語ってくれました。




・書道部顧問・石原裕子先生に、かな文字の指導について、お話をお聞きしました。
●石原裕子先生は、書道パフォーマンス以外に、かなを基本とした指導をされています。
毎日新聞社・毎日書道会主催の、第18回国際高校生選抜書展(通称:書の甲子園)に、平安朝のかなを基本とした作品を指導し出品させ、見事、2009年は初の全国優勝に導きました。

かな文字は日本だけのものなのに、それを忘れている。漢字を否定するわけではないけれど、かな文字を大切にし、その素晴らしさを伝えたいと思っている。

書写と書道はまったく違う、かな文字は、スタートラインが一緒になるので、私を信じて努力すれば日本一にできる!

かな文字は、「柔らかい」や「たおやか」などと表現されますが、とても“凛”としている、1mmの線で作品の表情が、がらりと変わる。
だから、ゴミが落ちていても知らん顔するようではダメ、気遣いができないとダメなのよ!そういう事もきちんと教えていきたい。。。と語ってくださいました。

松女の生徒たちの礼儀の正しさ、素直さを見ていると、先生のご指導がしっかりと身についていているなと感じました。

※今回の作品に押された落款には「シャネルガールズ」と刻まれています。
石原先生がシャネルが大好きだからと、生徒たちが作成したそう。
生徒たちは、とっても石原先生が大好きなのですね♪


〜*〜*〜*〜 :参考: 〜*〜*〜*〜
●第1回大会(2009年1月1日放送)
【出場校】
東京学館新潟高校(新潟県)・松山女子高校(埼玉県)・三島高校(愛媛県)・大分高校(大分県)
☆優勝: 大分高校(大分県)

●第2回大会(2009年5月5日放送)
【出場校】
八戸東高校(青森県)・川口高校(埼玉県)・青豊高校(福岡県)・大分高校(大分県)
☆優勝: 川口高校(埼玉県)

●第3回大会(2009年9月21日放送)
【出場校】
川口高校(埼玉県)・吉田高校(静岡県)・鹿児島実業高校(鹿児島県)
☆優勝: 川口高校(埼玉県)

●第4回大会(2010年1月1日放送)・・・今回
【出場校】
川口高校(埼玉県)・松山女子高校(埼玉県)・松本蟻ケ崎高校(長野県)・五日市高校 (広島県)・大分高校(大分県)
☆優勝: 川口高校(埼玉県)
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「書道ガールズ甲子園」の映画化が決定しており、主演を務める成海璃子さんも、今回の審査スタジオにはゲスト出演していました。

その際、成海璃子さんから、映画のタイトル発表が行われました。
 →「書道ガールズ!! 〜私たちの甲子園〜」 
2010年5月全国劇場公開
○主演:成海璃子さん・・・書道部部長を演じる
○監督:メガホンをとるのは、「マリと子犬の物語」で感動を与えた、猪股隆一監督。
・・・……………………・・・……………………・・・
この映画「書道ガールズ!! 〜私たちの甲子園〜」には、松山女子高校の出演もあるそうで、作品などもたくさん提供しているそうですよ。
これからの活動も楽しみですね―☆


全国から5校選出のうち、埼玉県から2校が選ばれ、しかも1位・2位を獲得したのは凄いですね!!
埼玉県の誇りです♪

元旦から、元気と勇気と感動をいただけました。
ありがとうございました。



上田知事と語る埼玉自慢ブログ【彩じまん】編集部・木原真弓

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