「川の再生」モデル箇所の柳瀬川で現場交流会!上田知事も川の中へ・・・。

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2010年6月13日(日)、「川の再生」モデル箇所の柳瀬川の現場交流会が行われました。


開会式は、所沢市立上山口中学校の体育館で行われ、同中学校内の学校ファームでサツマイモの植付けをし、その後、徒歩で柳瀬川に移動し、記念植樹や、河川清掃などをしました。

埼玉県は、平成20年度から地域の方々と協力して「川の再生」に取り組んでいます。
所沢市内の柳瀬川も、2年間という短期間で集中的に取り組んできた水辺再生100プランのうちの、モデル5箇のひとつです。


柳瀬川では川の整備に併せて、台所排水を改善する一斉取組や木炭による河川浄化活動などの里川づく り県民運動を展開し、地域の方々も行政も総ぐるみで「川の再生」を進めてきました。
これまでの活動を通じてできた関係者間の交流をさらに深め、柳瀬川の多様な生物の生息環境の復元活 動や河川の美化活動がさらに活発になることを願い、今回の「柳瀬川現場交流会」が開催されました。



■上田清司埼玉県知事、到着

到着すると、すぐに展示されたパネルを熱心に見て回り、各関係者とあいさつを交わしていました。
いつも、知事はフレンドリーです!



■主催者代表あいさつ 上田清司埼玉県知事

埼玉県は、川幅も、川の面積も日本一ですが、川がキレイであれば胸をはって言えます。それがドブ川では自慢できない。


すべての川を清流に戻せれば、日本一住みやすいところになり、自慢できると思い ます。土木工事だけでは、川をきれいになりません。みんながゴミを捨てたりしたら、すぐに汚れてしまいます。ですから常に、川を守る運動、きれいにする運動をするグループがいなければできません。


県は限られた予算の中でやっています。川の守り人がいて、熱心に取り組んでいるところから実施しています。ぜひ、学生の皆さんには、本気でやることの大事さを理解していただきたい。


そして自分たちが子供を 持ったときに、お父さんたちがきれいにした川なんだぞ!ということを伝えてください。川の再生は、今だけの事ではありません。将来、未来への投資です。どうか、これからも未来へのため に、ご支援・ご協力をお願いしたい。と、語りました。




■来賓代表あいさつ 当麻よし子所沢市長

先ほど、柳瀬川ではアメンボウがスイスイ泳いでいる姿を見まして、川が浄化されてきた証ではないかなと感じてきました。


柳瀬川の最上流の浄化活動と、ミヤコタナゴを生息させることが本格的にスタートしたのではないかと思います。
ぜひこれから、所沢市としましても、県あるいは地元の皆様と協力をする中で、夢の大プロジェクトの 完成を目指していきたい。と、語りました。




■所沢市立上山口中学校 生徒代表あいさつ


1年生の総合的な学習の中で、柳瀬川について学習したことに始まり、当時の生徒会が1年生の取り組みを見て、学校として取り組むこととなりました。


1年半が経過し、徐々に参加生徒も増加して、地域とよ り密接な関係になってきました。また、柳瀬川の浄化に使用された木炭を、土壌の改良に利用するという画期的なリサイクルを実現しま した。
柳瀬川の浄化は、まだ始まったところです、この様な取り組みを通じて地域の皆さんに愛される学校を つくってまいります。と、語りました。




■上田知事の発声で「頑張ろう宣言」

この時、知事は、腕を前に出し「こうすると、前の人にぶつかっちゃうからね。上にね!! 私は上田ですけど・・・(笑)。」とギャグを飛ばしていました。。。
その後、「柳瀬川清流復活頑張ろう!」という大きな声が、会場中に響き渡りました。



■中学校内の学校ファームでサツマイモの植付け

所沢市立上山口中学校に設置された学校ファームでは、柳瀬川の浄化に使用された木炭を土壌の改良に利用して、栽培を行っています。




■ファーム前で記念撮影

知事は、撮影の合間に、相撲のポーズをとり始めた・・・。謎でした。。。




★徒歩で柳瀬川に向かう途中、上田知事と雑談・・・
この辺は、よく自転車でまわり(選挙活動)ましたよ。夜は車でまわって、カブトムシをよく捕りました。白熱灯の下に落ちてくるんですよ。と、当時の思い 出を語ってくださいました。



■記念植樹




■河川清掃

上田清司埼玉県知事は、地域の方々や所沢市立上山口中学校の生徒が行う河川清掃を、一緒に川の中に 入り、柳瀬川の河川清掃を見守りました。



〜*〜*〜  柳瀬川での水辺再生のポイント  〜*〜*〜
柳瀬川の沿川は、昔ながらの雑木林を残している箇所も多く、地域の皆様に親しまれています。しかし 、近年水量の減少などにより、河川環境が変化してきました。
そこで、生態系の復元に向けて計画づくりから河川の清掃活動などを熱心にされてこられた地域の皆様 と協力して、川の中に魚がすめるような淵をつくり水草を植えました。
さらに、水量を増やすため周辺 の湧水を集めて柳瀬川に導く水路を整備しました。
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【参考情報】
○水辺再生100プラン事業
「清流の復活」と「安らぎとにぎわいの空間創出」の2つの柱で、平成20年度からの4年間で100箇所 の「川の再生」に取り組む事業です。再生後は、地域の方々に「川の守り人」になっていただき、再生 された良好な河川環境を維持していただきます。
○里川づくり県民運動
川の汚濁原因の約7割を占める家庭からの生活排水を改善し、里川(人との関わりを通して、水や生き 物の豊かさが育まれる水辺)の再生を推進しています。具体的には、生活排水対策として食器洗いの際 に洗剤を使用しない工夫や、木炭を河川に設置する浄化活動、環境教育、啓発イベントなどに取り組ん でいます。
○学校ファーム
心身共に発育段階にある児童・生徒が農業体験活動を通じて、生命や自然、環境や食物などに対する理 解を深めるとともに、情操や生きる力を身につけることをねらいとして、学校単位に農園を設置する取 り組みです。
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上田知事と語る埼玉自慢ブログ【彩じまん】編集部・木原真弓

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